凸版印刷は、サプライチェーン全体での持続可能な調達を目指し、トッパングループのサステナブル調達についての新たな指針となる「トッパングループ サステナブル調達ガイドライン」を2022年1月に策定したことを発表した。

同ガイドラインは、近年の持続可能な調達に関する国際規格や社会からの要請を鑑み、これまで推進してきたサステナブル調達の取り組みをグローバルな視点でさらに向上させるため、2014年に制定した「トッパングループCSR調達ガイドライン(第2版)」を大幅に改訂したものとしている。

同ガイドラインは、トッパングループで調達活動に関わるすべての労働者が基本とする方針「調達基本方針」と、サプライヤー・業務委託先へ要請する事項「サステナブル調達基準」から構成。

「サステナブル調達基準」は、「法令遵守と国際規範の尊重」「人権・労働」「安全衛生」「環境」「公正取引・倫理」「品質・安全性」「情報セキュリティ」「事業継続計画」「管理体制の構築」の9項目からなり、企業が取り組みを求められる多様な社会的課題に広く対応した内容となっているという。

凸版印刷は今後、トッパングループ内およびサプライヤー・業務委託先に対し同ガイドラインの周知を進めるとともに、サプライチェーン全体での調達活動におけるリスク把握・軽減に向け、調達活動に関するステークホルダーと共に同ガイドラインに基づく活動を推進していくとしている。

同取り組みを通じて、社会的課題の解決と、トッパングループとサプライヤー・業務委託先双方の企業価値向上を目指すとのことだ。

なお凸版印刷は、同ガイドラインの内容を周知するための説明会や、サステナブル調達リスクの把握のための主要なサプライヤー・業務委託先へのセルフアセスメント質問票の送付・結果分析などを起点として、同ガイドラインに基づくサステナブル調達実現に向けた施策を順次実施していくとしている。