JR東日本では、すべての利用者が安心して快適に利用できる鉄道を目指すと共に、共生社会の実現に向けた取組みを進めているとのことだ。
今回一部路線の対象駅において、乗務員(運転士または車掌)による車いすを利用の利用者の乗降の手伝いを試行するという。
1.試行の概要
現在、車いすを利用者が乗降の手伝いを希望する場合、事前連絡をなしで必要な対応を行っているが、無人駅などを利用の際には、手伝う駅係員などの手配から到着までの間、時間がかかる場合があるとのことだ。
今回、駅係員が終日または一部時間帯に不在となる対象駅において、乗務員(運転士または車掌)が携帯スロープを用いて列車の乗降の手伝いを試行的に実施。
試行によって手伝いに必要な時間や手順などを確認し、さらなる安心・快適な鉄道と共生社会の実現に向けて改善を続けていくとのことだ。
2.試行対象駅
左沢駅(左沢線)
女川駅(石巻線)
東名駅・野蒜駅(仙石線)
郡山富田駅・磐梯熱海駅(磐越西線)
北中込駅・臼田駅・八千穂駅・馬流駅・松原湖駅・佐久海ノ口駅・甲斐小泉駅(小海線)
3.試行期間
2022年3月12日~当面の間
※開始日については変更になる場合があるという。