日本郵便は、ECサイトを利用のユーザーが、二次元バーコードを利用することで、簡単に荷物を発送できる「e発送サービス宛先ご指定便」の提供を開始すると発表した。
同サービスのファーストユーザーとして、ZOZOが運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」が、2022年2月3日に利用を開始するという。
1．背景
日本郵便は、ECサイトと連携して、個人間EC（CtoC-EC）向けに、EC利用者が出品から配送までを簡単・便利にするサービスである「e発送サービス」を2017年6月20日から提供し、サービスの向上に努めていくとのことだ。
近年、EC市場の拡大により、EC事業者が商品を購入したユーザーに商品を発送するだけでなく、購入した商品の返品、レンタルした商品の回収など、消費者であるユーザー自身が、荷物を簡単に発送できる配送サービスが求められているという。
このようなことから、e発送サービスの仕組みを活用し、返品・回収物流向けのサービスである「e発送サービス宛先ご指定便」の提供を開始するという。
このサービスでは、指定のWEBサイトに必要な情報を入力するだけで、郵便局やコンビニで簡単に送り状を発行することが可能となるとのことだ。
2．サービス提供開始日
2022年2月3日
3．サービス導入されるECサイト
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」（ZOZO）
4．サービス概要と利用方法
①EC事業者が返品・返送先などを「e発送サービス宛先ご指定便」に登録。
※ECサイトごとに「e発送サービス宛先ご指定便」のWEBサイトを日本郵便が提供。
②EC事業者がECサイトやアプリケーションなどを利用して、ユーザーに「e発送サービス宛先ご指定便」を利用するためのURLを送付。
③URLの遷移先で発送情報を入力。
④発送用二次元バーコードをスマートフォンなどに表示。
⑤郵便局またはコンビニで、発送用二次元バーコードを使って送り状を印刷して、荷物を発送。
⑥EC事業者がご指定の宛先（①で登録した宛先）に荷物を配達。