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静岡スバル自動車(以下、静岡スバル)とWHILL(以下、WHILL社)は、2022年1月に販売提携し、WHILL社が開発する近距離モビリティ「WHILL Model C2」および折りたためるタイプの「WHILL Model F」の取扱いを開始すると発表した。
両モデルは、今春から各ショールームにて販売する予定で、「スバル車」を販売する自動車ディーラーでの取扱いは全国初となるとのことだ。
■WHILLの取扱いに至った経緯~静岡スバルの想い~
静岡スバルの使命は、「高品質なクルマと質の高いサービスを通じて、ユーザーに安全・安心と満足を届け、快適なカーライフを支援すること」。
その中で、スバル車に乗っている期間だけがユーザーということではなく、静岡スバルに縁もった、すべての人を生涯の顧客と捉え、免許返納後もライフパートナーとしてユーザーのサポートをしていきたいという強い想いから、WHILLの取扱いに至ったとのことだ。
クルマに代わる移動手段として免許不要のWHILLを提案し、自動車を卒業した人の人生をより明るく豊かにサポートしていくとのことだ。
【参考:免許返納者数】
警察庁発表の『運転免許統計』によると2020年の免許返納者は全国で552,381件、2015年の285,514件から約26万件増加しており、静岡県においても5年前から約8千件増の19,587件となった。
免許保有者の高齢化とともに昨今の交通安全意識の高まりや各自治体の取り組みにより、今後も推移していくことが予測されるという。
■WHILL Model C2とWHILL Model Fについて
WHILL Model C2は高いデザイン性と、5cmの段差乗り越え、回転半径76cmの小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長とした近距離用のモビリティ。
一方のWHILL Model Fは、高いデザイン性や操作性はそのままに、軽量化を実現した折りたためるタイプのモビリティであり、ユーザーの身体の状況や移動ニーズに合わせて選べる。
なお、CES2022では日本企業として唯一、最優秀賞である「Best of Innovation Award」を受賞したという。