レノボは、カナダのコーポレートナイツ社(Corporate Knights Inc.)による2022年の世界で最も持続可能な100社の1つに3年連続で選出されたことを発表した。

これはコーポレートナイツ社が毎年行なっている環境・ソーシャル・ガバナンス(ESG)に焦点を当てた企業ランキングであり、今年は10億米ドル以上の売上高を持つ7,000社超のグローバル企業が評価されたという。

評価は、リソース管理、従業員管理、財務管理、クリーン売上、クリーン投資、サプライヤーのパフォーマンスなどを網羅した23の主要業績評価指標に基づいて行われるとのことだ。

コーポレートナイツ社による選出は、よりスマートで明るい未来の構築を目指すレノボの取り組みを裏付けるもの。

レノボは多くのプログラムに取り組んでおり、その1つとして2030年までの野心的な温室効果ガス排出削減目標を設定している。この目標は最新の気候科学と足並みを揃え、SBT(Science Based Targets)イニシアチブの認定を取得しているとのことだ。

また、自社の排出量制限目標を上回る、パッケージと製品の持続可能性向上に注力しているという。

2008年以降、レノボは重量にして3,240トンのパッケージ消費を削減している。CES 2022では、「ThinkPad Z」シリーズ新モデルのラップトップの発売が発表されたという(日本での発表・発売は未定)。

新しいラップトップでは、リサイクルされたアルミニウムまたはリサイクルされたビーガンレザーといった持続可能な素材を採用し、パッケージには100%サイクル可能かつ堆肥化可能な竹/サトウキビ素材を使用、ACアダプターの90%も再利用された素材によって作られている。

この新製品は、自社製品に持続可能な機能や素材を組み込む同社の継続的な取り組みを示すもの。

レノボの地球環境問題および持続可能性担当ディレクターであるメアリー・ジャック氏は次のようにコメントしている。

「Global 100ランキングに再び選ばれたことは、レノボにとって大きな意味があります。 当社はグローバルなテクノロジーリーダーとして、健全なコミュニティと環境作りに役立つ革新的なテクノロジーを生み出す上で重要な役割を担っていることを理解しています」

なお、レノボは、最近発表した2020 / 21ESG Reportにおいて、自社が世界中で行うすべての持続可能性プログラムの概要を説明しているとのことだ。