ミニストップ、韓国子会社・フィリピン関連会社の全株式を売却へ 日本とベトナム事業に経営資源を集中

ミニストップ

ミニストップは、新たな成長に向け連結子会社である韓国ミニストップと、持分法適用関連会社であるフィリピンのロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インク(以下、RCSI)の全保有株式の売却を決定したことをと発表した。

日本およびベトナムに経営資源を集中し、経営基盤の強化を図るとともに次の成長に向けた準備を進めるとしている。

展開各国においてミニストップならではの「おいしさ」と「便利さ」を提供することで、持続可能な企業として更なる発展を遂げていくとのことだ。

1.韓国
1990年に韓国へ初進出後、コンビニエンスストア事業を展開していたが、将来の見通しを総合的に判断し、同社グループ経営の最適化、経営資源の集中と効率化の観点から、韓国ミニストップの持続的成長を支援できる第三者への譲渡が、同社グループおよび韓国ミニストップにとって最善であると判断したという。

今般、LOTTE Corporationとの間で、譲渡の条件等について合意に至ったことから、韓国ミニストップの全株式の売
却となった。

2.フィリピン
同社が保有するロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インク(RCSI)の株式の40%を合弁相手であるロビンソ
ンズ・スーパーマーケット・コーポレーション(RSC)に売却へ売却。

3.中国
20221年9月に解散および清算を決定した中国の青島ミニストップ有限公司は、同年10月15日をもって中国山東省青島市における全店舗の営業を終了。

なお、中国遼寧省において大連三寰商業管理有限公司と間で締結しているエリアフランチャイズ契約は継続するとしている。

4.ベトナム
MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDが展開するベトナムでの事業は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府による強い規制が行われ、一時的に来店客数は減少したものの、現在は買上点数が増加するなど好調に推移しているという。

今後は日本のコンビニエンスストアの形態に捉われず、コロナ下で変化したベトナムの利用者のニーズに即した
品揃えを実現するため、中食需要の更なる強化とともに内食需要への対応を実施。

事業パートナーである双日およびイオングループからのサポートを受け、商品供給体制、売場展開や店舗オペレーションを改善し、店舗フォーマットの確立に取り組んでいくとのことだ。

ミニストップは、企業価値向上と継続的成長を果たすため、より利用者のニーズに即した迅速な意思決定ができる体制へと変革し、“私たちは、「おいしさ」と「便利さ」で、笑顔あふれる社会を実現する。”というミッションを実現していくとのことだ。

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