「スマホストレスをゼロにする」をミッションに掲げる携帯市場は、2021年12月1日から12月31日までのインターネット通販「みんなのすまほ」による中古スマホの販売数が過去最高を達成したことを発表した。

昨年の全国的に続いた緊急事態宣言期間の7月から増え続け11月には過去最高販売数を達成、続く12月もその記録を更新。

12月の販売数は昨年同月比で1.6倍を達成し、例年3月が繁忙期となる背景からも、販売数の記録を更新する見込みであるとのことだ。

■2021年は中古スマホの認知が広がってきた1年だった

携帯市場EC1部部長、松崎 剛士氏は以下の通り述べている。

「2021年9月から継続的に販売件数が増え、12月には過去最高を記録しました。この要因としては、圧倒的なコスパの良いiPhoneが増えてきたことです。2019年10月に施行された改正電気通信事業法により端末回線分離され、結果的に端末代金が高騰しました。あれから2年が経ち、秋の買い替えシーズン時に、価格の比較で中古のメリットが大きく出たようです。またahamo、povo、LINEMOなどの通信料金格安プランが話題になったことで、自身でSIMをセットするユーザーが増え、これまでに購入しなかった方々に中古スマホを知ってもらう機会が増えた印象です」

2022年1月現在も昨年12月同様の推移を見せており、2022年も中古スマホの需要拡大に期待できるとのことだ。

■2021年12月、中古iPhone売買ランキングを発表

また2021年12月1日から12月31日までの中古iPhoneの販売数ランキング、買取数ランキング、また買取額ランキングを見ると、定番のiPhone7 32GB(2016年)、iPhone8 64GB(2017年)、iPhoneSE第二世代(2020年)が2か月連続でトップ3を死守する結果に。

1位のiPhone7は平均1.3万円前後、iPhone8なら2万円前後と安く、iPhoneとしてのスペックと使いやすさ、そして指紋認証(タッチID)が使えるとして「中古iPhone」の人気をけん引している3機種と言えるという。

■12月はiPhone13の買取が増え始めた

2021年12月の買取数ランキングを見ると、11月に引き続きiPhoneSE第二世代 64GB(2020年)とiPhone8 64GBのツートップが1位、2位という結果に。注目は、早くもiPhone13シリーズが8位と10位にランクイン。

松崎氏(前述)は、「iPhone13シリーズですが、これまで買取額が高値でしたが、少しずつですが下降し始めており、販売価格にも影響が出てくるだろうと思います」とコメントしている。

「みんなのすまほ」2021年12月度中古iPhone買取数ランキング