ANAは、持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)等の活用を通じて、法人の利用者を対象に、従業員の出張で発生したCO2の削減に向けた「SAF Flight Initiative: For the Next Generation」コーポーレート・プログラムの受け付けを開始したことを発表した。
なお、運用開始の時期は4月の新年度を予定しているとのことだ。
昨年10月に物流・貨物の利用者を対象にスタートした日本初の同プログラムは、ANAを利用する様々な産業におけるリーディングカンパニーの脱炭素化のサポートを目的としているという。
温室効果ガス排出量の算定・報告の国際基準であるGHGプロトコルでは、企業の事業全体で間接的に発生するCO2排出量削減がスコープにて求められているが、コーポレート・プログラムにて法人契約を締結し参加することで、従業員の出張におけるCO2排出量を削減することが可能となるとしている。
ANAは、企業の気候変動への対応やどのように社会的責任を果たしているのかという非財務情報を可視化し、また産業横断的にSAFの生産と活用拡大を目指すとのことだ。