日本財団は、2021年1月19日に「トンガ救援基金」にて支援金の受付を開始したことを発表した。
同基金に寄せられた寄付金は全額、2022年1月15日に発生した海底火山フンガトンガ・フンガハアパイの大規模な噴火により被害を受けたトンガ王国へ赤十字社を通じて活用するとしている。
設立以来、約60年に渡って人道的支援を柱として活動してきた日本財団は、同基金に1億円を拠出し、現地の被害状況により柔軟に支援を展開していく予定とのことだ。
また同基金の立ち上げにあたり、作家の湊かなえ氏より1千万円の支援があったことも併せて発表、湊かなえ氏は以下のようにコメント。
「トンガ王国の皆様にお見舞い申し上げます。私は青年海外協力隊時、またそれ以降の人生においても、トンガの方々から愛と優しさによって支えていただきました。今度は自分がお返しする番だと思い、日本財団様に基金立ち上げの相談をさせてもらいました。トンガ王国の方々が一日でも早く、笑顔に満ちた日常を取り戻されることを、心より願っています」
なお、日本とトンガの関係を巡っては、2011年3月11日東日本大震災に見舞われた際に、トンガ赤十字社から11,534,778円、トンガ政府・市民から20万パアンガ(約900万円)の支援があったとのことだ。
トンガ救援基金概要
基金名称:トンガ救援基金
受付期間:2022年1月19日~2022年7月31日(予定)
寄付方法:クレジットカードなどオンラインでの寄付、または銀行振り込み