医学生物学研究所(以下、MBL)は、MEBRIGHT™ウイルス不活化液2を、2022年1月17日から発売開始したことを発表した。

この新型コロナウイルスを不活化する試薬は、PCR検査の検体の採取者、輸送者そして測定従事者の感染リスクを低減する目的で開発しされた試薬としている。

MEBRIGHT™ウイルス不活化液2

新型コロナウイルスに対するPCR検査の普及が進む一方、検体の採取者、輸送者そしてPCR従事者への感染リスクが問題に。特に感染性検体の輸送を行う際、検体中のウイルスの感染能力を無効にする「不活化処理」が求められているという。

同社は、AMEDウイルス等感染症対策技術開発事業の枠組みに参画し、ダイレクトPCR法で使用可能なウイルス不活化液の開発に取り組み、2021年7月にMEBRIGHT™ウイルス不活化液の開発に成功。

今回、性能およびユーザビリティー向上のため改良を実施したMEBRIGHT™ウイルス不活化液2の発売に至ったとのことだ。

製品情報

製品名・製品コード:MEBRIGHT™ウイルス不活化液2(Code:GS-J0232)
希望納入価格:14,000円(税抜価格)
包装:2.0mL×50本
貯蔵方法:2~25℃
※同品は研究⽤試薬のため、診断その他の医療上の目的で使用不可とする。

使用方法:
MEBRIGHT™ウイルス不活化液2の操作はウイルス不活化処理(混合後5分)と測定前のRNAの均一化(ボルテックス)のみ。※使用するPCRキットに応じて、前処理が必要になる場合あり。

検体採取から検査までの流れ