神戸市は、新たな都市像である「海と山が育むグローバル貢献都市」を目指し、脱炭素の施策として「ブルーカーボン」の取り組みを開始すると発表した。

神戸空港島での調査・分析のほか、全国初の試みとして、貯水池など淡水域のブルーカーボンの調査・藻場造成の実験を実施するという。

また、市内の地域団体によるJブルークレジット認証申請が行われ、3月中旬頃に「Jブルークレジット購入証書」が交付される見込みとのことだ。

「ブルーカーボン」の取り組みを開始

ブルーカーボンは、大気中の二酸化炭素が海草などの水中の生態系に吸収されることを表し、地球温暖化対策の新しい選択肢として注目されている。また、生態系の維持や回復といった生物多様性の確保に貢献するものとして期待されていることから、神戸市でも取り組みを進めていくとしている。

■神戸市における取り組み

新たな二酸化炭素の吸収源
神戸空港島等でのブルーカーボンの評価
●神戸空港島等周辺護岸
●須磨海岸での藻場定着の環境整備

【左】神戸空港島等周辺護岸【右】須磨海岸

全国初の淡水域におけるブルーカーボンの評価:
●生物多様性の維持
●認知度の拡大
●ブルーカーボンフェア at SUMA BEACH

淡水域におけるブルーカーボンの評価