ブリヂストンは、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格の値上げを決定したと発表した。
近年、天然ゴムをはじめとするタイヤ原材料の価格が高騰しているという。同社では生産性向上などの改善を行ってきたが、企業努力のみでこれを吸収することは困難な状況であると判断し、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすることを決定したとのことだ。
今回のメーカー出荷価格改定の詳細は以下の通り。
1.対象商品:国内市販用タイヤ、チューブ、フラップ
2.値上げ率(平均):
乗用車・バン用タイヤ(夏/冬) 7%
小型トラック・バス用タイヤ(夏/冬) 7%
トラック・バス用タイヤ(夏/冬) 8%
鉱山・建設車両用タイヤ(夏/冬) 10%
産業車両用タイヤ(夏/冬) 8%
農業機械用タイヤ(夏/冬) 8%
二輪自動車用タイヤ 7%
チューブ、フラップ 8%
3.値上げ時期:2022年4月1日
ブリヂストングループは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」をビジョンとして掲げている。
今後も同社グループはタイヤ事業において、高付加価値の商品・ソリューションの提供を通じて、安心・安全で快適な、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献していくとしている。