サイバーエージェント、コンテンツスタジオ「BABEL LABEL」を連結子会社化

サイバーエージェントは、日本アカデミー賞受賞作品「新聞記者」監督の藤井道人氏などが所属し、映画やドラマ等の制作を手掛けるコンテンツスタジオBABEL LABELの発行済株式を取得し、連結子会社化したことを発表した。

1.同件の背景について

BABEL LABELは、第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞「新聞記者」の監督を務め、優秀監督賞を受賞した藤井道人氏をはじめとする気鋭のクリエイターが所属するコンテンツスタジオで、映画のほかドラマ、CM、ミュージックビデオなどを数多く手掛けている。

昨今、VODサービスの普及によりハイクオリティなドラマコンテンツが世界中に配信され、注目を集めている。

このような背景の元、映画やドラマといった映像作品によるIP(知的財産権)ビジネスの確立を目指すBABEL LABELと、インターネット領域で幅広くエンターテインメントビジネスを展開し、テクノロジーとクリエイティブの融合で世界を目指すサイバーエージェントにおいて、世界で通用するハイクオリティな日本発の映像コンテンツを生み出すという共通目標のもと、BABEL LABELのサイバーエージェントグループ参画に至ったとのことだ。

これにより、映画および幅広いプラットフォーム向けのドラマ制作を強化し、映像コンテンツの世界輸出を目指すとしている。

2.今後の展開について

BABEL LABELの社名および組織は現体制を維持し、現・代表取締役で映像プロデューサーである山田久人氏が継続して社長を務めるという。

また、映画やドラマに関わるプロデューサーの採用およびオフィス環境を強化する一方、大型企画の開発、当社による制作費への投資を行うことでハイクオリティな映像コンテンツを制作し、「ABEMA」のみならず、あらゆるプラットフォームへのコンテンツ提供を通じて映像コンテンツの世界展開を図るとのことだ。

これにより、BABEL LABELは日本を代表するコンテンツスタジオへの成長を目指していくとしている。

なお、同件に伴う2022年9月期連結業績への影響は軽微であるという。

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