大和ハウス工業ら、集合住宅で「空中タッチインターホン」の共同実証実験を開始 非接触化を推進

空中タッチディスプレイ

大和ハウス工業とパナソニック、アスカネットの3社は、大和ハウス工業が開発中の分譲マンション「プレミスト津田山」のマンションサロンエントランスにおいて、2022年1月15日より、空中で操作できるインターホン「空中タッチインターホン」の共同実証実験を本格的に開始すると発表した。

なお、集合住宅における空中タッチディスプレイを活用した同実験は、業界では初となるとのことだ。

「空中タッチインターホン」

アスカネットが2020年に実施した「コロナショック前後のモノとの接触」に関する意識調査によると、コロナ禍で約8割の人がボタンやドアノブなどモノとの接触が気になると回答したという。

そのような中、大和ハウス工業はニューノーマルに対応するため、分譲マンションの専有部では抗ウイルスや抗菌剤を施した床材や建具などの採用や、共用部では非接触キーやハンズフリーエレベーターの導入など「非接触化」を推進。

同実験は、大和ハウス工業とパナソニックが開発した非接触でも入居者の呼び出しができる技術に、アスカネットが開発した「ASKA3D」(空中ディスプレイ)とパナソニック製インターホンを連携させた、「空中タッチインターホン」の実用化に向け、3社で検証を行うとしている。

同技術を採用することで、入居者や来訪者が、非接触でエントランス内のインターホン操作が可能となり、「共用部の総非接触化」や「消毒作業の省力化」が実現可能になるという。

3社は、同共同実証実験の結果を踏まえ、分譲マンションだけでなく、店舗やオフィスビルなど大型施設における導入の可能性も検討し、実用化を目指していくとのことだ。

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