アルバイトの人材不足を感じている企業は6割弱 前年より増加傾向に マイナビ調べ

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マイナビは、直近1年以内にアルバイト採用業務に携わった会社役員・自営業含む20~69歳の会社員(有効回答数:1,800名)を対象に実施した「アルバイト採用活動に関する企業調査」の結果を発表した。

同調査は直近1年間の採用実績や担当者の意識・ニーズ、具体的な施策を聴取し、業種別の特徴・傾向の違いを把握することを目的とし、今回で4回目の実施となっている。

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アルバイトの人材不足と回答した企業は58.8%で前年比:+2.5ptとなり、15業種中7業種が前年より人材不足と回答する結果となった。

新型コロナウイルス感染拡大前の2019年と比べると2020年に続き人材不足感は緩和したが、「警備・交通誘導(セキュリティ等)」「配送・引越し・ドライバー(陸運)」は人手不足感が増したという。

「配送・引越し・ドライバー(陸運)」は前年比9.5pt増の70.6%となり、コロナ禍での巣ごもり需要が影響しているようとのことだ。

また「販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)」で14.7pt増、次いで「ホールキッチン・調理補助(飲食・フード)」では9.8pt増加していることから、2021年はワクチンの普及とともに経済が再開したことで、人材確保を行う企業が増えた様子がうかがえる。

前年同様、エッセンシャルワーカーの不足も6~7割となり、不足感が高いことがわかるとのことだ。

アルバイト人材の過不足感

アルバイト採用でリファラル制度を「実施している」企業は59.5%、「現在は実施してないが今後検討している」企業は14.1%となったという。

リファラル採用経由での採用について、「採用に繋がった」と回答した割合は69.2%。リファラル採用でのインセンティブ支給方法をみると、「入社承諾を貰い、入社が確定した段階でインセンティブを金銭で支給している」が最も多く85.6%であった。

このことから、インセンティブを金銭で支給している企業の方が、採用に繋がっていることがわかるとしている。

【左】リファラル採用の実施有無【右】リファラル採用経由での採用有無

2021年のアルバイト採用数は、「増えた」が23.7%で前年比:+9.8pt、「減った」が13.1%で前年比:-8.2ptとなり、全体的に採用意欲が高まったという。

業種別では「販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)」の「増えた」が33.6%と最も高くなる結果に。

「接客(ホテル・旅館)」は「増えた」が2番目に多く、「減った」も1番多かったことから、ワクチン接種が進み、マイクロツーリズムやワーケーションなどの需要が高まる一方で、訪日外国人客の回復は見通しが立たず、企業の採用にばらつきがあることがうかがえるという。【図4】

2020年と比べた2021年のアルバイト採用数

2022年のアルバイト採用予定数は、「増やす予定」が34.4%で前年より8.0pt増加し、採用意欲が高まってきているという。

業種別でみると、「警備・交通誘導(セキュリティ等)」「配送・引越し・ドライバー(陸運)」「介護」やコロナ禍で打撃を受けた「ホールキッチン・調理補助(飲食・フード)」「接客(ホテル・旅館)」が多くなったとのことだ。

2021年と比べた2022年のアルバイト採用予定数

【調査概要】
調査期間:2021年11月26日~11月30日
調査方法:直近1年以内にアルバイト採用業務に携わった20~69歳の会社員(会社役員・自営業含む)を対象にWEB調査を実施
有効回答数:1,800名

<参考>
マイナビ『アルバイト採用活動に関する企業調査

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