花王は、2021年12月末をもって、アテンションツール「プラスチック製アイキャッチシール」を添付した商品の生産を終了したと発表した。
これにより、2020年に公表した2021年までのプラスチック製アイキャッチシール全廃を、海外含め花王グループ全体で達成。
同取り組みは、花王のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)の重点取り組みテーマのなかでは「ごみゼロ」に貢献するものであるという。
「プラスチック製アイキャッチシール」は、消費者が商品を購入する際に、商品特徴や正しい使用方法などを的確に伝達できるメリットがある反面、プラスチック使用量が増え、プラスチックごみや廃棄時のCO2が増大するといった課題があったという。
今回花王は、従来アイキャッチシールに記載していた情報を、ボトル容器への表記等で引き続き伝えらえるような工夫を凝らしながら、アイキャッチシール全廃を達成。
また、誤購入や誤使用を防ぐため添付が必要と判断した場合は、注意表示ラベルの素材をプラスチックからFSC認証紙へと変更しているという。同取り組みにより、約60トンのプラスチックを削減しているとのことだ。
花王グループは、今後も、経営にESGの視点を導入することで、事業の発展と、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざし、豊かな共生世界の実現に向けて取り組んでいくとしている。