Amazonは、米国アリゾナ州にあるフェニックステックハブを拡大し、新たに550人以上の雇用をテンピ市に創出すると発表した。
一般職と技術職を合わせての新規採用を予定しており、採用枠の幅は、消費者向け小売業およびアマゾンウェブサービス、またその運営に及ぶとのことだ。具体的には、ソフトウェア開発エンジニアに加え、シニアソリューションアーキテクト、プロジェクトマネージャー、ビジネスアナリストなどの職が含まれるということだ。
フェニックステックハブのサイトリーダーであるダグ・ウェルゼル氏は、「フェニックスとテンピには人材を供給するパイプラインがあるだけではなく、この地域へ移住したい人も多い」とコメント。
続けて、「私たちは過去数年間で驚くべき成長を遂げ、より広いコミュニティに雇用と経済的機会を生み出してきた。フェニックスでは既に、5,000以上の一般および技術職を創出したが、更に投資を続けていくことに興奮している」と述べた。
また、テンピ市の市長であるコーリー・ウッズ氏は、今回の新規雇用創出に対し「雇用創出というタイプの投資は、良い仕事を生み出すだけでなく、コミュニティの経済エンジンを強化することで、市民により多くの機会を提供するだろう」という肯定的なコメントを残している。
アリゾナ商務局の社長兼最高経営責任者であるサンドラ・ワトソン氏は「Amazonテックハブの拡大は、高度なスキルを持ち、成長を遂げる労働力と、テクノロジーとイノベーションを保持するアリゾナの魅力を反映した結果である」とコメント。
Amazonのフェニックステックハブでは現在、既に5,000人以上の技術者と一般従業員が働いているが、既存のオフィス面積に加え、63,000平方フィートの拡張を予定しており、新しいオフィスは2022年後半にオープンする見通しとなっている。
また、今回の雇用創出は複数拠点を拡大する計画の一部であり、フェニックスに加え、オースティンやシカゴなどを含め米国全体で3,000人の雇用を創出する計画についても言及している。