横浜市は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(3回目接種)について、その他の高齢者(65歳以上)の3回目の接種間隔を、原則2回目接種完了から8か月以上経過した人としていたところ、新たな変異株の感染拡大防止策等として、接種間隔を前倒しすると発表した。

既に医療従事者等及び高齢者施設入所者等を対象に前倒し接種を進めているが、さらにワクチン接種を加速するとのことだ。

横浜市

1.高齢者施設入所者等(施設接種)の前倒し
約8.5万人(約1,000施設)を対象に、1月中に前倒し可能な対象者約6.4万人のうち、約5.1万人(8割)の接種を目指す。概ね2月末までの接種を目標に前倒しを進めるとしている。

2.「その他の高齢者(65歳以上)」の接種間隔の前倒し
国の前倒し接種方針を踏まえ、2022年2月以降に2回目接種完了から8か月以上経過する65歳以上の高齢者について、接種間隔を前倒しする。

接種間隔の前倒し

3.高齢者の3回目個別通知(接種券等)の発送
高齢者への個別通知の発送スケジュールは以下の通り。

個別通知の発送スケジュール

4.「その他の高齢者(65歳以上)」の接種間隔の前倒しに伴う接種体制の強化

(1)個別接種(市内医療機関)の体制【2022年2月上旬予定】
ア:接種実施医療機関数約1,900か所(原則、ファイザー社ワクチン)
このうち、武田/モデルナ社ワクチンを併用して接種する医療機関約30か所

イ:予約体制
かかりつけ患者以外にも広く接種を行う医療機関数約1,200か所
このうち、市予約システムで予約可能な医療機関数約880か所

(2)集団接種の体制
集団接種会場を13か所設置し、全て武田/モデルナ社のワクチンを使用。
(1・2回目接種時がファイザー社ワクチンであった人も接種可能)

集団接種の体制

5.予約支援体制の強化
1・2回目と同じく、原則、接種は事前予約制とする。接種券が届いた人から、接種の予約が可能となる。

●市が予約を受付ける接種場所
1・2回目と比べ、市が予約を受付ける医療機関は順次増加。なお予約は予約専用サイト(Web)からの予約を推奨。
●直接、予約を受付ける医療機関
区ごとの接種を受けられる医療機関一覧を個別通知に同封。それぞれの医療機関の予約方法は、医療機関一覧に記載。

(1)接種場所・予約の空き状況が検索できる機能の追加
医療機関約1,200か所と集団接種会場の予約の空き情報がいつでも検索可能。(2月上旬公開予定)

ウェブページのイメージ

(2)区役所・市内郵便局での予約代行
パソコンやスマートフォン等を持っていない人など、インターネット(Web)での予約が困難な人を対象に、個別通知(接種券含む)の持参で区役所相談員や市内郵便局(一部を除く)がその場で予約を代行。

区役所・市内郵便局での予約代行

(3)市内の携帯ショップでインターネット予約の手伝い
自身のスマートフォンを使用して予約ができるよう、携帯ショップでも予約の手伝いを実施。接種兼含む個別通知が必要となり、概要は以下の通り。

携帯ショップでインターネット予約概要