小田原市とソフトバンクは、デジタル活用に不安を抱いている高齢者などが、普段の生活の中でスマートフォン(スマホ)を活用できるようになることを目的に、屋外でスマホの操作体験を実践する体験型スマホセミナー「はじめよう。スマートフォン。おでかけ講座」を、2022年2月10日に開催すると発表した。

なお、ソフトバンクと連携して屋外でのスマホセミナーを開催する自治体は、小田原市が初めてであるという。

小田原市は、社会全体のデジタル化が進められる中、全ての小田原市民がその恩恵を享受できるよう「誰一人として取り残さない」という理念を掲げ、高齢者などのデジタル活用への不安解消に向けて、2021年8月6日にソフトバンクと「小田原デジタル活用支援事業」に関する協定を締結。

この協定に基づき、デジタル機器の基本的な操作方法や各種サービスの利用方法、情報の受け取り方などについて習得できるスマホセミナーを開催してきたという。

ソフトバンクは、SDGs(持続可能な開発目標)の「誰一人取り残さない」という基本理念に基づき、全国のソフトバンクショップで基本的な操作やアプリの使い方などに関するスマホ教室を開催している他、デジタルデバイド(情報格差)の解消に向けて自治体や地域の団体、企業などと連携し、スマホセミナーを開催している。

ソフトバンクショップや自治体などで開催されているスマホ教室やスマホセミナーは、実際にユーザーがスマホの操作を体験することを主な目的としている。

さらに普段の生活の中でスマホを活用できるようになるためには、実際に街中に出て、あらゆるシーンで自らスマホを使いながら覚えていくことが大切であると考え、屋外での体験型スマホセミナーを開催することにしたとのことだ。

スマホアドバイザーが講義を実施/小田原城付近を散策してスマホの基本操作を体験

スマホセミナーの概要

1.日時
2022年2月10日 午後1時30分~3時30分

2.内容

①スマホの使い方を学ぶ(場所:おだわらイノベーションラボ)
ソフトバンクのスマホアドバイザーが講義を行い、参加者はスマホの体験機を使って基本操作や機能を学ぶ。
また、スマホのマップ機能を利用し、小田原城付近をスマホ上で事前に散策。

②屋外での体験(場所:小田原城址公園)
5人程度のグループに分かれて屋外に出て、最初の講義で学んだ内容をスマホの体験機で実践。小田原城や草花をスマホで撮影する他、移動中のコンビニエンスストアなどでキャッシュレス決済を体験するという。

③振り返り(場所:おだわらイノベーションラボ)
屋外で撮影した写真を参加者同士で共有しながら、振り返りを実施。

3.定員
小田原市在住者15人。事前予約必須で、先着順。

4.参加費
無料

5.申し込み方法
1月11日午前9時以降に、小田原市デジタルイノベーション課への電話(0465-33-1733)か、またはウェブ受け付けフォームから申し込み。

小田原市とソフトバンクは、高齢者などのデジタル活用への不安解消に向けて、今後も協力してスマホセミナーを開催していくという。

さらにソフトバンクは、小田原市との取り組みを生かして、屋外での体験型スマホセミナーをさまざまな地方自治体などと連携して開催し、デジタルデバイト解消に向けて取り組んでいくとのことだ。