リクルートが運営する「SUUMO引越し見積もり」は、引越し先の賃貸物件を選ぶときに重視したことに関する調査を実施し、結果を公表した。
■物件選びで重視したこと、1位は「家賃・価格」で67%の人が回答
直近1年以内に引越しをした18~69歳の3133人を対象に「引越し先の物件を選ぶときに重視したこと」について調査を実施したところ、下のグラフのようなランキング結果となったという。
1位となったのは「家賃・価格」で、67.0%の人が「重視した」項目に挙げる結果に。2位は「間取り」で56.4%、3位は「立地・周辺環境」で53.9%となり、過半数の人が重視したと回答した。
さらに4位「面積・広さ」で46.7%、5位は「通勤・通学時間」で41.9%という結果となった。
なお、上位3つの「家賃・価格」「間取り」「立地・周辺環境」を重視して物件を選ぶ際のポイントは以下。
<家賃>
家賃は「手取り月収の3分の1以内」に抑えるのが無理なく暮らすための目安とされ、その範囲内に抑えつつ、満足できる物件を選ぶためには、いくつか手法があるという。
●急行停車駅の周辺の各駅停車しか停まらない駅を選ぶ
●築浅にこだわらず、リフォーム済み物件も検討してみる
●敷金や礼金がない、または少ない物件を選ぶ
●アパートも検討してみる
●日当たりの良さにこだわらない
また、家賃だけでなく、初期費用も含めた金額で検討することが大事だとしている。
家賃が安くて敷金・礼金が高い物件と、家賃が高くて敷金・礼金が安い物件は、3〜4年でのトータルコストを出してみると、前者が割高になってしまうケースもあるとのことだ。
<間取り>
「間取り」は部屋数で見るケースが多いが、部屋数だけでなく、面積(㎡数)でもチェックすべきだという。
●面積で絞り込んでから部屋数をチェック
●LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さをチェック
●キッチンとLDのつながり方もチェック
●夫婦で在宅ワークなら個室もチェック
<立地・周辺環境>
周囲の建物や街並み、子どもの通学路、防災・防犯の観点での安全性など「立地・周辺環境」も重視したいポイントに。
●周囲の建物をチェック
●街並みは曜日や時間を変えてチェック
●用途地域をチェック
●長く住むという視点でチェック
●防災面をチェック
■調査概要
調査期間:2021年3月10日~2021年3月12日
調査方法:インターネット調査
調査対象:マクロミルモニタ18~69歳の男女。直近1年以内に引越し会社を利用して引越し、かつ「引越し先の物件選び・荷造り・引越し会社への見積依頼・引越し会社の決定」のすべてに関与した人
有効回答数:3133
調査機関:マクロミル
<参考>
リクルート『引越し先の物件選びで重視したことランキング』