JRTTとユーグレナは、昨年7月に締結した「包括連携に関する基本合意書」に基づき、同年11月に次世代バイオディーゼル燃料（以下、サステオ）を用いた観光型高速クルーザー「SEA SPICA」による内航船での活用に関する技術調査を実施し、その報告書を、JRTTウェブページにて発表した。
JRTTとユーグレナは、瀬戸内海汽船及び西日本旅客鉄道と連携の下、観光型高速クルーザー「SEA SPICA」の燃料（軽油）の一部としてユーグレナの製造・販売する次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を給油し、速力、燃費、エンジンの排気温度等に係るデータを試験航行において計測。
同データと「サステオ」を導入する前のデータを比較・検証したところ、特段の問題を生じなかったことが確認できたという。
これに続き、JRTTとユーグレナは、昨年12月から、A重油を使用する船舶用ディーゼルエンジンでの「サステオ」の混焼試験等に係る技術調査にも着手し、報告書を公開予定としている。
JRTTとユーグレナは、これからも引き続き、内航船舶におけるバイオ燃料の利用可能性の検討を進めていくとのことだ。