ANAグループは、英国の航空データ分析を提供するCIRIUMのThe On-Time Performance Awardsにて、2021年(※2)の国内線・国際線を合わせた運航実績において、全世界ならびにアジア・パシフィックの主要航空会社の中で1位を獲得したと発表した。
世界1位に選ばれたのは9年ぶりとなり、アジア・パシフィック1位に選ばれたのは2018年、2019年に続き3期連続だという。
なお、世界1位、アジア・パシフィック1位のダブル認定は10年ぶりとなっているとのことだ。
全世界の主要航空会社「ネットワーク部門」・「メインライン部門」
全世界の一定規模の路線・便数を有する航空会社を対象としたランキングにおいて、グループ会社の運航便を含めた実績が対象となる「ネットワーク部門」で、ANAグループの定時到着率は「95.28%」となったとしている。
なお、運航会社単体の実績が対象となる「メインライン部門」においても、ANAの定時到着率が「95.04%」となり、両部門共に世界1位に認定されたという。
アジア・パシフィックの主要航空会社「ネットワーク部門」・「メインライン部門」
アジア太平洋地域(アメリカ合衆国は除く)を拠点とする航空会社を対象とした、アジア・パシフィックのランキングでは「ネットワーク部門」と「メインライン部門」で1位に認定。
ANAグループは、日頃から利用者の定時運航への理解・協力、また、ANAグループが一丸となって、一人ひとりの力で定時性品質の向上に努め、様々な改善に取り組んできたことにより、今回の受賞が実現したとしている。
なお、2021年主な取り組みは以下となる。
●国内線・国際線全路線の搭乗案内方法を変更(2021年11月)
機内・通路における密を回避し、スムーズに搭乗できるよう以下の順番での案内に変更。
(1)事前改札(2)優先搭乗(3)窓側席(4)中央席(5)通路側席
●案内サービスを拡充
国内線搭乗開始時間の案内や羽田空港国内線の保安検査場の混雑予測を出発前日に案内を開始し、空港での保安検査場の混雑をさけ早めに来航できるようにサービスを拡張。
ANAグループは、これからも経営の基盤である安全の堅持を前提に、定時性をはじめとした基本品質に徹底的にこだわり、すべての利用者が安心・快適に飛行機を利用できるよう、さらなる向上に向けて取り組んでいくとのことだ。