ソフトバンクのグループ会社であるヘルスケアテクノロジーズと、SB新型コロナウイルス検査センター(以下、SB新型コロナウイルス検査センター)は、長崎県のワクチン・検査パッケージ等定着促進事業として、医療法人社団 日暮里医院との協働により、長崎県内の3か所で、新型コロナウイルスのPCR検査等無料検査所(以下、検査所)を、2022年1月4日に開設したと発表した。
同検査は健康上の理由でワクチンを接種できない人や12歳未満の人を対象として検査を無料で提供するが、感染拡大時等で県知事の判断により同事業を一般検査事業へ移行する場合、広く一般の人々にも検査を無料で提供していくという。
提供する検査内容
唾液によるPCR検査
※日暮里医院が鼻腔ぬぐい液による抗原定性検査キットの提供も行うとのことだ。
検査所の場所と受付時間
長崎会場
長崎交通産業ビル3階(長崎市大黒町3-1)
午前10時~午後5時(木曜日の午後4時30分以降および金曜日は抗原定性検査のみ)
壱岐会場
壱岐振興局 第2別館 3階会議室(壱岐市郷ノ浦町本村触570)
午後1~5時(木曜日の午後3時30分以降および金曜日は抗原定性検査のみの実施)
対馬会場
対馬振興局 1階会議室(対馬市厳原町宮谷224)
午前10時~午後3時(木曜日の正午以降および金曜日は抗原定性検査のみの実施)
PCR検査の提供期間
2022年1月4日〜3月31日(予定)
各社の役割
同検査において、ヘルスケアテクノロジーズは、ヘルスケアアプリ「HELPO(へルポ)」などを活用して、検査の受け付けおよび検査結果の通知業務を行うという。
SB新型コロナウイルス検査センターは、唾液検体採取キットの提供や回収した検体のPCR検査などを実施。また、日暮里医院は、検査所における受検者の対応および抗原定性検査キットの提供や検査受け付けを行うという。
PCR検査と結果通知の流れ
検査所にて「HELPO」で案内される手順に従って唾液検体を採取。検体は、配送業者によりSB新型コロナウイルス検査センターの検査施設に送られるという。検体採取日の翌々日(受付時間によって変動)に「HELPO」を通して、検査結果を通知するとのことだ。
また、検体採取日や検査結果、検査方法、検査管理者などを記載した「検査結果通知書」を、「HELPO」内で発行するという。
なお、検査対象者は「HELPO」のオンライン健康医療相談サービスを、2022年3月末まで無料で利用できる。
例えば検査結果が「陰性」であった後も、健康に関する不安があれば、「HELPO」からチャット形式で医師・看護師・薬剤師に24時間365日相談することができるとのことだ。
検査対象者
無料検査は、健康上の理由によりワクチン接種ができなかった人または12歳未満の子どもが対象となる。
なお、無料検査の対象外の人には、希望に応じて、有料(PCR検査:税込み 5,610円、抗原定性検査:税込み 2,400円)で提供するとのことだ。詳細は、長崎県のウェブサイトに記載。
ヘルスケアテクノロジーズおよびSB新型コロナウイルス検査センターは、今後も連携し、自治体や各種団体、企業などに、ヘルスケアプラットフォームを活用した唾液PCR検査を提供していくとのことだ。
なお、業務を通じて知り得た検査データやその他の個人情報は、行政機関が定める個人情報保護に関するガイドラインおよび、ヘルスケアテクノロジーズとSB新型コロナウイルス検査センターがそれぞれ定めるプライバシーポリシーに従って適切に管理するとしている。