日本通運は、同社グループがNIPPON EXPRESSホールディングスを1月4日に設立し、持株会社体制へと移行したと発表した。
物流事業を取り巻く環境は、新型コロナウイルスの影響により、世界的に不安定かつ予測困難な状況にあることに加え、SDGsやDXへの対応など、グローバルレベルで取り組むべき課題が山積しているという。
こうした中にあっても、現経営計画で掲げる長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向けて、スピーディーな意思決定と企業グループとしての価値最大化を図るため、経営体制の再編を実施。
あわせて、新たにグループブランド「NX」を導入し、同社グループ名を「日本通運グループ」から「NXグループ」へと刷新。また同社グループの新統合拠点である、NXグループビルへの移転も完了し、グランドオープンしたとのことだ。
同社グループは1937年の創設以来、物流を通じて人、企業、地域を結び、社会の発展に貢献することで、日本から世界へと事業を拡大してきた。
今後もこの使命は変わることなく、新しいブランドの下、グループの力を結集し、自らを進化させ続け、物流から新たな価値を創造することに挑戦し続けるという。
NXグループは、長期的視野に立ったサステナブルな経営を実践し、いつの時代にもユーザーや社会から求められ、信頼される存在になることを目指すとともに、グループの力を束ねて、更なる成長と、より一層の企業価値向上の実現を目指していくとしている。