ミクシィ、コーポレートブランドをリニューアル 企業理念をアップデート

ミクシィは、より心の通い合う社会の実現を目指し、コーポレートブランドのリニューアルを行うと発表した。そして、人々の感情にフォーカスした経営スタイルを追求することで独自化を図り、今後の更なる成長と企業価値の最大化を目指していくとのことだ。

同社は、これまでSNS「mixi」やスマホゲーム「モンスターストライク」など、友人や家族といった親しい人と一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供し、成長してきたという。

そして現在は、「エンタメ×テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」を中期経営方針に掲げ、デジタルエンターテインメントおよびスポーツ領域での事業成長に注力している。

企業理念をアップデートし、最上位概念にパーパスを制定

コーポレートブランドのリニューアルとともに、これまで掲げてきた企業理念をアップデートし、ミクシィの存在意義やミッション、意思決定の軸を表現した新たな企業理念としてパーパス、ミッション、ミクシィ・ウェイを制定するという。

パーパス:豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。

このパーパスは、同社がすべての領域で創業以来大切にしてきたことであり、未来へ向かってさらに大切にしていく意思でもあるという。

同社はこれからも、コミュニケーションの量や頻度よりも、その質、すなわち、熱量の高いエモーションを大切にし、濃く深い、豊かなコミュニケーションをドライブすることで、感情豊かで幸せな驚きに包まれた世界を生み出していくという。

ミッション:「心もつながる」場と機会の創造。

同社がパーパスの実現のために大切にするのは、ただ「つながる」のではなく、「心もつながる」こと。

そのために、仲間や家族とつい話題にしてしまうような楽しくてワクワクする「コンテンツ」や、そこから生まれる感情を一緒に分かち合う「場と機会」を世界中に創り出していくとしている。

ミクシィ・ウェイ:ユーザーサプライズファースト

ミッションで掲げた「創造」を実現するために、同社は改めて「ユーザーの驚きを最優先に考える」というミクシィらしい言葉を掲げたという。

ただのユーザーファーストでもなく、マーケティングファーストでも、自分たちファーストでもない。「そこに幸せな驚きはあるか?」という問いを、制作現場から経営判断までのすべての基準にしたい、という意志が込められているとのことだ。

新コーポレートブランドロゴのコンセプト

今回リニューアルしたコーポレートブランドロゴは、太く、堂々とした大文字で、世界のコミュニケーションインフラとしての信頼感、安定感、普遍性、リーディングカンパニーとしての存在感を表現。ミクシィのブランドを世界中に力強く訴求して、強い求心力を生み出せるようにボールドな書体に。

コーポレートブランドロゴの下部には、MIXIの「I」と同じエレメントを90度回転した2つのアンダーバーを配置。赤色とオレンジ色を配色。

これは、MIXIのネーミングの根源である、「人(I)が交流する(MIX)」という意味を深化させたもので、熱い感情と温かい感情という2色のエモーションを持ち、それらのエモーションを友人や家族とコミュニケーションすることで、より豊かな生活を送っていくために、開発、経営を行っていくという決意を表しているとのことだ。

新しいミクシィは、このロゴを起点に、同社が大切にしてきた「コミュニケーション」に加え、より強く「エモーション」を意識し、掛け合わせていくことで、より熱いつながりや、より温かなつながりを発明していきたいと思っているという。

醸成したい感情でサービス群をセグメンテーションするブランドロゴとして、エモーションロゴを開発

ミクシィのサービスはこれまでも、心を揺さぶるアイデアでユーザーの「エモーション」を突き動かし、より深く、より豊かなコミュニケーションを創造。そしてこの「エモーション」こそが、ミクシィの変わらぬテーマでもあり、未来へ突き進むテーマでもあるという。

そこで、新しいロゴでは、そのエモーションを「色」で表現した「エモーションロゴ」を用意し、今後生み出していくサービスの道標としたいと考えたとのことだ。

エモーションロゴ:MIXI RED(名称:ミクシィ・レッド)

モンスターストライクなどのみんなでワイワイのスピリットやスポーツの興奮を生み出していくミクシィのアドレナリンである「レッド」。デジタルエンターテインメント事業やスポーツ事業領域のサービスを中心に「熱いつながり」を表現するエモーションロゴとして使用していくという。

エモーションロゴ:MIXI ORNG(名称:ミクシィ・オレンジ)

心地よく、あたたかいつながりを生み出してきたミクシィのDNAである「オレンジ」。ライフスタイル事業領域のサービスを中心に「温かいつながり」を表現するエモーションロゴとして使用していくとのこと。

新タグラインの創出:心もつなごう。

ただ「つながればいい」という効率的な機能の提供ではなく、歓喜や興奮、温かな思い、幸せ、居心地の良さの共有を通じて、その先に、もっと深くて濃く豊かな、心のつながりを生み出していく。それが「心もつなごう」というステートメントへの思い。

新しいミクシィは、人々をもっとワクワクさせ、世界中を笑顔で満たすために、エモーションとコミュニケーションで、「心もつなぐ」場と機会を創造し続けるという。

なお、新コーポレートブランドは、2022年4月の運用開始を目処に順次使用していくとのことだ。

モバイルバージョンを終了