電通は、電通グループ横断でサステナビリティに関するプロジェクトを推進する「サステナビリティ推進オフィス」および「電通Team SDGs」のもと、「サステナビリティ・コミュニケーションガイド」を発行したと発表した。

電通Team SDGsは、2018年に「SDGsコミュニケーションガイド」を企画・制作のうえ無料公開し、それからの3年間、サステナビリティ推進オフィスおよび電通Team SDGsは、同社事業を通じたサステナビリティ領域のイノベーション、価値創造を実施。

同領域における知見やネットワークを拡充し、コミュニケーションに関連する経験を蓄積してきたという。

そして同社は、有識者の人々の意見も加え、より多くの人が活用できる「サステナビリティ・コミュニケーションガイド」を発行したとのことだ。

新型コロナウイルスの感染拡大や社会情勢の変化に伴い、SDGsという言葉の認知度もこの1年で大幅に高まり、消費者にとっても「サステナビリティ」に関する事柄は身近な関心事となってる。

同ガイドは、直近数年間のサステナビリティに関する国内外の情勢を提示するとともに、コミュニケーションを行う際の検討・企画・制作・発信など各段階のチェックリストと、押さえるべき環境と人権に関する視点もまとめているという。

電通および電通グループは、今後も、顧客企業を含むあらゆるステークホルダーとともに、広告コミュニケーション分野にとどまらない多様な施策やビジネスを通じて、持続可能な社会の実現に貢献していくとのことだ。

「サステナビリティ・コミュニケーションガイド」の概要・構成

■はじめに
■サステナビリティに関する最近の動き
■パート1:実践的サステナビリティ・コミュニケーション〜事例とチェックリスト〜
チェックの視点
0.コミュニケーションをはじめる前に
1.コミュニケーションを準備するとき
2.表現を企画するとき
3.表現を制作するとき
4.SDGsロゴを使用するとき
5.表現案ができあがったら
6.コミュニケーションをした後
●ステークホルダーと起こり得る軋轢(あつれき)
●リテラシーを常に向上させていくために
●参考:広告電通賞SDGs特別賞入賞作品

■パート2:サステナビリティ・コミュニケーションの背景と文脈
●背景となる社会の変化と、持つべき視点
●SDGsコミュニケーションの前提として知っておいてほしいこと

■付録
●大きく進展した日本企業のSDGsに関する取り組み
●SDGsに関する日本の生活者の意識
●コロナ禍を経て変化した、人々の社会課題意識
●楽観視できないサステナビリティをめぐる状況
●グローバルなコミュニケーション設計の注意点
●グローバルにおける自社の現在地を確認しよう
●環境コミュニケーションに関する規制など
●人権コミュニケーションに関する規制など

配布方法:下記URLよりダウンロード
URL:https://www.dentsu.co.jp/csr/team_sdgs/pdf/sustainability_communication_guide.pdf