電話自動応答サービスIVRy、フェムトパートナーズ・プレイドより総額3億円の資金調達を実施　電話DXの推進へ

月額3,000円から使える電話自動応答サービス「IVRy（アイブリー）」を提供するIVRyは、フェムトグロース・スリー投資事業有限責任組合、プレイドを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表した。

なお、同資金調達は同社として初の実施となるとのことだ。

今回の調達資金によってプロダクト開発および採用・組織体制の強化を実施し、同社事業をますます加速させ、電話応答の自動化による業務効率化を一層推進し、他サービスとの連携により電話DXを実現していくとのことだ。

同社は「すべての電話問い合わせを整理し、ビジネスと労働の当たり前を進化させる」をミッションに、電話自動応答SaaSサービス「IVRy（アイブリー）」を提供。

「IVRy」は、様々なシーンでの電話業務を自動化・効率化し、普段の業務オペレーションへの集中や対応工数削減を実現するSaaSサービスとしている。

自由な分岐設定と自動応答・SMS返信・電話の転送（リダイレクト）・録音機能・ブラウザ電話機能等を活用することで、営業電話・顧客からの問い合わせ・注文・予約等の様々なシーンを自動化するという。

「IVRy」は2020年7月にβ版として提供を開始し、2020年11月に正式リリース。サービスリリースから1年で、病院・クリニック、企業の代表電話・部署電話、飲食店、美容院、EC事業者などをはじめとして、20以上の業界に渡って利用され、これまでに計50万件以上の着電の自動応答を実現。

直近6か月で800％以上の利用者数増加を実現したとのことだ。

同資金調達により調達した資金は、サービスの機能開発およびマーケティング、組織体制の強化、並びに現在注力中である採用活動に活用することで、さらなる事業成長を図るとしている。

これにより、必要不可欠でありながら、通話という観点では、約50〜100年に渡って業務効率化が進んでいないコミュニケーションツールである「電話」のあり方を再構築し、「電話DX」を実現することで、スモールビジネスや中小企業を中心とした、あらゆるビジネスの業務効率化を実現していくとのことだ。