楽天グループ(以下、楽天)と西友は、協働で運営する「楽天西友ネットスーパー」において、ラサール不動産投資顧問と NIPPO が共同で開発する大型物流施設の全フロアを賃借し、BTS 型の専用物流センターを新設すると発表した。

同施設の稼働開始時期は、2023 年上期を予定しているという。

昨今、「新しい生活様式」のもと EC が生活基盤として定着し、ネットスーパーに対する需要は急速に拡大しており、同サービスについても、2021 年 1 月から 3 月の売り上げは前年同期比 29.9%増、また 4 月から 6 月の売り上げは前年同期比 28.4%増と、継続的に伸長しているという。

今回新設する物流センターは、延べ床面積約 21,500 坪(約 71,000 平米)と、同サービスの物流センターで最大規模となり、常温・冷蔵・冷凍の 3 温度帯で最大 4 万~5 万アイテムを保管することができるとしている。

また、搬送などの自動化設備を導入し、倉庫内作業を効率化し、同サービスの当日配送枠を拡充し、首都圏における供給能力の強化を図るとともに、サービスの利便性向上を図るとのことだ。

両者は今後も、強固なサービス供給体制の構築を推進し、高まるネットスーパーサービスへのニーズに応え、ユーザーの利便性向上を目指していく方針を示している。

<新施設概要>
所在地: 千葉県松戸市稔台 5 丁目 1 番 1
竣工: 2022 年 1 月(予定)
稼動開始: 2023 年上期予定
延床面積: 約 21,500 坪(約 71,000 平米)
貸借面積: 約 20,000 坪(約 67,000 平米)
物件階数: 地上 4 階建