川崎重工グループは、グループビジョン2030を策定し、社会課題の解決に果敢にチャレンジすることを宣言。
このビジョンでは、地球温暖化や労働人口減少などの社会課題に対して、革新的なソリューションをタイムリーに提供し、より豊かな社会の実現を目指しているという。
またその実現に向けて、マーケットインの視点で社会的価値を様々な枠を超えてスピーディーに提供していこうという思いを込めているとのことだ。
そのためには、事業のスタイルとそれを支えるプロセスを大きく変革していく必要がある。その活動のひとつが「Kawasaki DX(Digital Transformation)」。
デジタルの力を活用し、マーケットインとスピードを重視したビジネスモデルの変革、プロセス革新を実現すべく、Kawasaki DXに本格的に取り組むとしている。
Kawasaki DXでは、【①顧客にとってのDX】、【②事業にとってのDX】、【③従業員にとってのDX】の3つの領域で取組みを進め、新たな顧客価値の創出、モノ売りからコト売りへのビジネスモデル変革、事業基盤のアジリティ強化、従業員の働き方改革などを実現するという。
また、デジタル活用を安全・安心に推進できるよう、サイバーセキュリティ体制強化、プライバシー保護にも取り組む。
同社が培ってきた技術と発想力にデジタルの力で広い視野とつながりを掛け合わせ、多様な価値観とスピード感のある企業文化に変革させることで、「カワる、サキへ。」を推進していくとのことだ。
同社のDX戦略全体像