企業の最新情報や、ユーザーへのインタビューなどを通してトレンドを追跡するプロジェクト「トレンドラボラトリー」(以下、トレンドラボ)は、コロナ禍で暮らしや生活が多様化する中、「2022年、新しい働き方」に関する街頭調査を都内各所で実施し、結果を公表した。
■2022年、テレワークと出社を選べるとしたら、どちらを選ぶ?
2022年、テレワークと出社を選べるとしたらどちらを選ぶかという質問に対して、テレワークを選ぶと答えた人が8割、出社を選ぶ人が2割と、圧倒的にリモートワーク派が多数を占める結果となった。
その理由として、「テレワークの方が身体への負担が少ない。」「時間を友好的に使える。」「業務の効率が良い。」などが回答の多くを占めたとのことだ。
しかし、その反面で、「仕事の連絡をしたいときに相談がしにくい(できない)」「何の仕事をしているのかがわからない」「連絡がとりにくい(つかない)」といった回答も多く得られたという。
コロナ禍でテレワークの推進が加速し、働き方が変化した2020年から2年間、トレンドラボは、様々な企業、様々な立場の人に、在宅・出社での仕事の悩みを聞いてきたという。
その結果、立場は違えど在宅・出社などの働き方に抱えるストレスの要因として、「コミュニケーションに関する問題」があるという答えに辿り着いたとのことだ。
新しい働き方に変わっていく現在も、これまでの出社することが正とされていた過去においても同じで、コミュニケーションに関する問題で悩む人が多かったとしている。
また、在宅勤務が認められたことにより、救われた人も一定数いるという。
同調査結果から、これまで会社に行きたくないと思っていた人たちは、嫌だなと思う人と顔を合わせないで済むようになったことから、在宅勤務になって気持ちが救われたことがわかったとしている。
しかし、逆によりコミュニケーションが取れなくなり、気持ちの負担になっている人もいるという。
トレンドラボによると、大事なことはどこで仕事をするかということではなく、「コミュニケーションを気軽にとれる関係性を築いているのかどうか」とのことだ。
【調査概要】
調査名:2022年、新しい働き方
調査方法:街頭調査
調査対象:都内各所の240人
調査場所:丸の内・大手町・新橋・日本橋・赤坂・新宿・渋谷
<参考>
トレンドラボラトリー『2022年、新しい働き方』