JR東日本では、2022年3月に上越新幹線の快適性向上や通勤時間帯の着席サービス向上を中心としたダイヤ改正を実施すると発表した。

ダイヤ改正日は、2022年3月12日。詳細は以下となる。

○上越新幹線にE7系を追加投入

上越新幹線にE7系を追加投入し、「とき」「たにがわ」のうち新たに12本の列車をE7系で運転し、快適性を向上。

○山形新幹線の全車指定席化と山形・秋田新幹線の特急料金改定

(1)山形新幹線の全列車を全車指定席として運転
全車指定席として安心で快適な指定席サービスの提供を通じて、利用者の着席ニーズに応える。

(2)山形新幹線および秋田新幹線の特急料金を見直し
山形新幹線の全車指定席化にあわせて、従来よりもわかりやすく、利用しやすい特急料金に見直すという。また、同じ料金体系の秋田新幹線も特急料金を見直し。

山形新幹線

○首都圏の通勤時間帯の着席サービス向上

(1)朝通勤時間帯に高崎線、内房線・京葉線で特急列車を運転
朝通勤時間帯に特急「スワローあかぎ」、特急「さざなみ」を運転し、着席サービスを向上。

(2)中央線特急を利用しやすい時刻に
 特急「かいじ2号」の運転時刻を変更し、甲府エリアから東京方面の利便性を向上。

(3)特急「湘南」の停車駅を拡大
特急「湘南」が新たに大崎駅に停車し、湘南エリアと大崎エリアの利便性を向上。

○首都圏を発着する特急列車の利便性向上

(1)東海道線特急、中央線特急の東京駅発着列車、常磐線特急の品川駅発着列車を増発
 品川行の特急「湘南」および新宿駅発着の特急「あずさ」「かいじ」の一部列車を東京駅に、上野駅発着の特急「ひたち」「ときわ」の一部列車を品川駅に延長し、利便性を向上。これに伴い、土休日の常磐線特急は全て品川駅発着となる。

(2)特急「成田エクスプレス」の停車駅を拡大
特急「成田エクスプレス」の千葉駅停車を拡大。これにより、新宿・渋谷方面や横浜方面と千葉エリアのアクセスを向上。

○上野東京ライン(常磐線直通列車)の増発

日中帯を中心に、常磐線と上野東京ラインを直通する列車を毎時2本から3本に増発。これにより、常磐線エリアと東京方面の利便性を向上させる。

○南武線 土休日の快速列車運転時間拡大

土休日で快速列車を運転する時間帯を拡大。下り(立川方面)は9~16時台、上り(川崎方面)は9~15時台に快速列車を運転し、利便性向上を図る。

○宇都宮線、日光線、相模線にE131系新型車両を投入

宇都宮線、日光線でE131系新型車両の運転を開始し、快適性を向上。

また、相模線ではE131系新型車両を追加投入し、全列車を新型車両で運転する。なお、E131系新型車両を投入する区間ではワンマン運転を実施。

【E131系を投入する区間】
○宇都宮線 小山~黒磯間
○日光線 宇都宮~日光間
○相模線 茅ケ崎~橋本間

○利用状況にあわせた輸送体系の見直し

(1)一部列車を臨時列車とし、利用状況にあわせて運転。
(2)利用が少ない列車の運転を取りやめ
(3)利用状況にあわせて、普通列車の輸送体系を見直し
●山手線、中央線快速、常磐線快速・常磐線、京葉線は、日中帯の運転本数を見直し
●東海道線、横須賀線、山手線、中央・総武線各駅停車、高崎線、常磐線快速、常磐線各駅停車、総武線快速は、夕夜間帯の運転本数を見直し
●首都圏以外の一部線区で、利用が少ない日中帯の列車を中心に運転本数を見直し