東急電鉄は、2022年3月12日に東横線・目黒線・田園都市線・大井町線・こどもの国線においてダイヤ改正を実施すると発表した。

今回のダイヤ改正では、目黒線においては、奥沢駅の通過待ち設備の供用開始に伴う朝ラッシュ時間帯の一部急行列車の速達性向上と利便性向上を図るほか、東横線・目黒線・田園都市線においても、日中時間帯の優等列車の所要時間短縮により利便性向上を図るという。

また、東横線の日中時間帯および田園都市線・大井町線の夕夜間時間帯においてはユーザーの利用動向の変化に対応した運行ダイヤの見直しを実施。

大井町線では、有料座席指定サービス「Q SEAT」の運行開始時刻を約30分早めるほか、夕夜間下り急行の運行間隔を等間隔とすることで、利便性向上を図るという。

なお、今回のダイヤ改正の主なポイントは以下のとおり。

―ダイヤ改正の主なポイント―

＜平日朝間における速達性の向上＞
■目黒線では、奥沢駅の通過待ち設備完成に合わせ、朝ラッシュ時間帯における一部上り列車の速達性と利便性を向上。
■田園都市線では、朝間における中央林間始発の準急を拡充し、利便性と速達性を向上。
・平日5時台の中央林間始発の上り準急を2本から4本に拡大
・土休日5時台の中央林間始発の上り準急を1本から2本に拡大

＜優等列車の所要時間短縮による利便性向上＞
■東横線、目黒線、田園都市線では、日中時間帯の上り優等列車で所要時間を短縮し、利便性と速達性を向上。
・東横線： 日中時間帯の上り特急を、横浜～渋谷間で現行28分から27分で運転。
・目黒線： 日中時間帯の上り急行を、武蔵小杉～目黒間で現行14分から13分で運転。
・田園都市線： 日中時間帯の上り急行を、中央林間～渋谷間で現行39分から38分で運転。

＜運行ダイヤの見直し＞
■東横線、田園都市線、大井町線では、一部区間・時間帯において、ユーザーの利用動向の変化に対応して、運行ダイヤを見直し。

＜大井町線有料座席指定サービス「Q SEAT」の増発・運行開始時刻繰り上げによる利便性向上＞
■現在の暫定運行本数から1本増発し、1日あたり9本の運行とするという。
■運行開始時刻を大井町発17：30発から17：00発に繰り上げるとのことだ。