三井不動産は、マレーシア クアラルンプールにて商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと ブキッ・ビンタン シティ センター(BUKIT BINTANG CITY CENTRE)」(以下、ららぽーとBBCC)を開業すると発表した。

【左】ららぽーとBBCC 外観【右】セントラル ルーフトップ ガーデン

ららぽーとBBCCは、クアラルンプール中心市街地において開発が進む、全体敷地面積約78,500㎡の大規模街づくりプロジェクト「ブキッ・ビンタン シティ センター(以下、BBCC)プロジェクト」の中心的存在。

ららぽーと事業としては、東南アジア初、海外では2021年4月に開業した「三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋」に続く2施設目となる。

日本国内の施設を含めても最大規模(店舗面積約82,600㎡)のフラッグシッププロジェクトであるとし、2022年1月20日に開業し、約400店舗が順次オープン。

同社は日本国内で培ったノウハウや経験に基づき、上海・台湾含めアジア諸国における商業施設事業を積極的に展開している。

マレーシアにおいても、日本発のショッピングモールとして、新たな顧客体験を創出し、文化・トレンドの発信拠点となる施設を目指していくとのことだ。

【同リリースのポイント】

1.東南アジア初となる「三井ショッピングパーク ららぽーと」がマレーシア クアラルンプールにて開業。商業施設、オフィス、住宅、ホテル等が融合した大規模街づくりプロジェクトの中心的存在として、人々の交流、賑わい、憩いを創出。

2.グローバルブランドに加えて、日本で馴染みのNITORI、Nojimaなどマレーシア初出店となる日系ブランド、日本発マレーシア初出店のレストランのほか、マレーシアの人気ブランドが多数出店。

3.新たな顧客体験を創出する快適な空間(イベントスペース、食の一大集積エリア等)を用意。

4.モバイルアプリやポイントサービスをはじめ、快適で新しい買い物体験を実現するサービスを提供予定。同施設で働くスタッフが働きやすい環境も用意。

ららぽーとがマレーシアに初上陸

(1) 三井不動産の商業施設事業の海外展開

同社グループは、グループ長期経営方針「VISION 2025」にて、「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、海外事業の飛躍的な成長を目指している。

商業施設事業においては、マレーシアおよび台湾の諸都市におけるアウトレット事業に加え、本年開業した上海を皮切りに、今般開業を迎えるららぽーと BBCCや、台湾諸都市においてららぽーと事業を推進。

今後も現地企業との長期的なパートナーシップを柱とした更なる事業展開を目指しているとのことだ。

(2) ブキッ・ビンタン シティ センターの街づくり

BBCCプロジェクトは、クアラルンプール中心市街地において開発が進む、商業施設、分譲住宅、サービスアパートメント、オフィス、ホテル等から構成される全体敷地面積約78,500㎡の大規模街づくりプロジェクト。

都市に求められる「職・住・遊・憩」といった多様な機能が集うことで生まれる新たなライフスタイルを実現する、唯一無二のランドマークとなることを目指しているという。

交通インフラも充実しており、モノレール・LRT「ハントゥア」駅直結となっているほか、各方面から施設の地下駐車場に直結する3つの自動車用トンネル、BBCCプロジェクトの近隣施設につながる歩行者用ブリッジも整備されることで、よりスムーズで快適なアクセスと地域の回遊性向上が実現。

同社は、マレーシア現地法人MFBBCC Retail Mall Sdn Bhd(同事業を推進するために同社がUDA Holdings Berhad、Eco World Development Group Berhad、Employees Provident Fund Boardとともに設立したプロジェクト会社)を通じて、同施設の開発を進めてきたとのことだ。

ららぽーとBBCCの開業をもってBBCCプロジェクトは街開きを迎えるが、今後も同社が参画するサービスアパートメント事業(2024年開業予定)をはじめ、開発が順次進んでいくという。

同社が培ってきた都心部におけるミクストユース型(複合用途型)街づくり・タウンマネジメントの経験を活かし、今後も開発が進む隣接街区のワーカーや居住者に向けた各種サービス提供に加え、当該エリアの開発を手掛けるBBCC Development Sdn Bhdをはじめとする周辺関係者および施設との連携を図りながら、BBCCプロジェクト全体の価値向上、および地域の活性化に貢献していくとのことだ。

(3) ららぽーとがマレーシアで提供する新たな価値

「三井ショッピングパーク ららぽーと」は、日本国内で16施設を運営し、上海・台湾含むアジア諸国でも積極的な展開を進めている。

また、同社はマレーシアにおける商業施設事業として、本格的アウトレットモール「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」を2015年に開業し、ユーザーにショッピングを通じた新しい価値を提供してきた。

マレーシアでは、近年の経済成長による中間所得層の増加、グローバル化の進展、デジタルテクノロジーの進化を背景に消費者ニーズ、価値観が従来にも増して多様化している。開業を迎えるららぽーとBBCCにおいても、従来の商業施設が提供してきた価値に、最新の消費者トレンドを掛け合わせることで、新たな顧客体験を創出していくとしている。

日本発、個性豊かなライフスタイル提案型の店舗が出店

なお、日本発の商業施設ならではのネットワークを活かし、日本でお馴染みのNITORI、Nojima、JONETZ by DON DON DONKIなども出店。また、日本式の保育・知育を取り入れた保育所Star Childもマレーシア初の施設を開園するとのことだ。

【物件概要】