品川区は、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディングで「子どもの食の支援事業」への寄付を募集していることを発表した。
子どもの孤食や経済的に困窮している家庭の子どもたちに対応するため、食べる楽しさや温かさを提供し、また子どもの居場所として大切な役割を果たしている「子ども食堂」。
品川区内の子ども食堂は2015年に1カ所から始まり、現在32カ所にまで広がっているという。
一方で、子どもたちの中には子ども食堂に行くことができない子もいるとし、子ども食堂のような場に行くことができない子どもたちには食品を届ける「しあわせ食卓事業」を実施しているとのことだ。
品川区はこの「子ども食堂の継続支援」と「しあわせ食卓事業」の2つの事業を「子どもの食の支援事業」として促進。
事業の98%を超える資金は、ガバメントクラウドファンディングで賄われているとのことだ。
「子どもの食の支援事業」への寄付金の使い道について
品川区は「食の支援から、子どもたちに元気な未来を届けたい」「いただいた寄付を何倍にも価値あるものに繋げたい」という想いのもと、令和元年度に初めてふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディングで「子どもの食の支援事業」に対する寄付を募集。
昨年度も多くの人々から事業への賛同を得て、目標金額の500万円を大きく上回る976万8,500円の寄付があり、寄付はすべて「子どもの食の支援事業」に活用したとのことだ。
●「子ども食堂の継続支援」
「子ども応援基金」へ寄付することで地域のボランティアを中心に運営されている「子ども食堂」への年間上限助成額を引き上げ、運営を支援。
●「しあわせ食卓事業」
1回あたり配送する対象家庭数を前年度より175世帯増やし、433世帯・計2回実施し、累計866世帯に食品配送を実施。
今年度もガバメントクラウドファンディングで「子どもの食の支援事業」を実施
今年度もふるさと納税によるガバメントクラウドファンディングを活用した「子どもの食の支援事業」に対する寄付を募集。
【子ども食堂の支援としあわせ食卓事業で、子どもたちの心の笑顔をつくりたい】
受付期間:2021年12月31日まで
●寄付を最大限活用するため、返礼品はなし。
●区外の人だけでなく品川区民の人も品川区にふるさと納税ができ、控除も受けられる。