ヤフーが運営する子ども向けの安全安心なポータルサイト「Yahoo!きっず」は、2021年に「Yahoo!きっず検索」上で検索されたキーワードのランキング「検索ランキング2021」と「急上昇ワード」を発表した。
「検索ランキング」は、すべてのキーワードの検索数を対象とする「総合」ランキング(20位)、「人物総合」ランキング(20位)をそれぞれ発表。
その他にもジャンル別ランキングとして「タイピングサイト」ランキング(5位)、「ユーチューバー」ランキング(5位)、「スポーツ選手」ランキング(5位)、「曲名」ランキング(5位)、「キャラクター」ランキング(5位)の全5種類を発表したという。
「総合」ランキングは、ローマ字入力用のタイピング練習ゲーム「寿司打」が初登場2位にランクインしたという。
GIGAスクール構想によって1人1台ずつパソコンやタブレットが配られた影響で文字入力の練習をする子どもたちの影響が高くなったことが推察されるとのことだ。なお、「寿司打」は「タイピングサイト」ランキングでは第1位を獲得しているという。
また、今年特に世の中の関心を集めた「SDGs」は、昨年までランキング外であったが、授業で学ぶことが増えた影響で子どもたちから人気が高くなり多数検索されているとのことだ。
「人物総合」ランキングは、昨年に続き、6人組の音楽ユニット「すとぷり」(正式名称「すとろべりーぷりんす」)が1位を獲得し、引き続き関心の高さがうかがえたとしている。
また、今年は新たに、「タイピングサイト」、「スポーツ選手」、「キャラクター」、の部門別にランキングを発表し、「キャラクター」ランキングでは、大人気漫画「呪術廻戦」の「五条悟」が最も検索されたキャラクターとなったとのことだ。
「スポーツ選手」ランキングは、今年メジャーリーグで投手と打者の二刀流で活躍し、アメリカンリーグの最優秀選手賞を受賞した大谷翔平選手が最も検索されたという。
なお今年は東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されたことで、柔道家の阿部一二三選手やバドミントンの桃田賢斗選手など多くの大会出場選手が検索されたとのことだ。
今年検索数が急激に伸びた「急上昇ワード」には、東日本大震災から10年が経過したことや、集中豪雨による土砂流災害などもあり、防災についてより関心が高まったことにより、「防災グッズ」が登場。
また、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響により、子どもたちも在宅時間が増えたことから、自宅でタイピングが学べるサイト、自宅で楽しめるゲーム、マンガなどで話題となった作品などがランキングの上位に多数登場する結果となったとのことだ。
<「総合」ランキング>
順位 キーワード(2020年の順位)
1位 ゲーム 1位(→)
2位 寿司打 (NEW)
3位 鬼滅の刃 3位(→)
4位 NHK for School 4位(→)
5位 昔の道具 5位(→)
6位 キーボード島アドベンチャー (NEW)
7位 Scratch (NEW)
8位 呪術廻戦 (NEW)
9位 タイピング練習 (NEW)
10位 マインクラフト 8位(↓)
<「人物総合」ランキング>
順位 キーワード (2020年の順位)
1位 すとぷり 1位(→)
2位 BTS 7位(↑)
3位 聖徳太子 10位(↑)
4位 NiziU 15位(↑)
5位 織田信長 2位(↓)
6位 HIKAKIN 3位(↓)
7位 Team48(フォーエイト) (NEW)
8位 徳川家康 5位(↓)
9位 豊臣秀吉 4位(↓)
10位 TWICE 6位(↓)
<「タイピングサイト」ランキング>
順位 キーワード
1位 寿司打
2位 キーボー島アドベンチャー
3位 プレイグラム タイピング
4位 Popタイピング
5位 ココアの桃太郎たいぴんぐ
<「ユーチューバー」ランキング>
順位 キーワード
1位 まいぜんシスターズ
2位 HIKAKIN
3位 Team48(フォーエイト)
4位 カラフルピーチ
5位 アンダーバー
<「スポーツ選手」ランキング>
順位 キーワード
1位 大谷翔平
2位 阿部一二三
3位 桃田賢斗
4位 伊藤美誠
5位 村上茉愛
<「曲名」ランキング>
順位 キーワード
1位 うっせぇわ
2位 Dynamite
3位 夜に駆ける
4位 グッバイ宣言
5位 からたちの花
<「キャラクター」ランキング>
順位 キーワード
1位 五条悟
2位 ドラえもん
3位 アンパンマン
4位 胡蝶しのぶ
5位 うんちくん
<急上昇ワード>
「急上昇ワード」は、「総合」ランキング20位圏外だったものの、今年検索数が急激に伸び、一定期間継続的に検索されたキーワード。
●「プロゲーマー」
「eスポーツプレイヤー」とも呼ばれ、ゲーム大会で報酬や賞金を収入を得る職業。ゲーム好きの子どもたちに注目されている。
●「渋沢栄一」
大河ドラマ「青天を衝け」の主人公にもなり、2024年から発行される新紙幣(1万円札)の顔に選ばれ話題になった。
●「防災グッズ」
今年で東日本大震災から10年が経過。加えて集中豪雨による土石流災害もあり、防災についてより関心が高まった。
「ボッチャ」
パラリンピック競技の一つ。東京パラリンピックでは杉村英秀選手が個人で初の金メダルを獲得し、関心が高まった。