住江織物のグループ会社であるスミノエが、廃タイルカーペットの回収について、エコフォレストおよび大栄環境と協業して行うと発表した。
スミノエが受注し、水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS®(エコス)」を販売・納入するリニューアル工事において、廃棄されるタイルカーペット(日本製に限定)の回収を、中部圏はエコフォレスト、近畿圏は大栄環境と協業して行うことになったという。
同社の「ECOS®」を使用することで、ユーザーはこれまで産業廃棄物として処分していた廃タイルカーペットを再資源化することができ、環境負荷の低減に貢献することができるとのことだ。
●スミノエ 本社:大阪市西区、代表取締役社長:村瀬典久
●エコフォレスト 本社:愛知県名古屋市、代表取締役:森真悟
●大栄環境 本社:大阪府和泉市、代表取締役社長:金子文雄
●リファインバースグループ 本社:東京都中央区、代表取締役社長:越智晶
これまで産業廃棄物の運搬には、1.免許・許可が必要であること、2.輸送コストがアップする理由からユーザーへの請求が困難であったこと、3.分別の手間・回収方法が確立していないことなどから、廃タイルカーペットの回収は関東圏に限られていたという。
しかし今回の協業により、日本三大経済圏である中部圏および近畿圏での回収が可能に。
回収されたタイルカーペットは、リファインバースグループにてリサイクル処理され、住江テクノにて同社の「ECOS®」に生まれ変わるという。
住江織物グループは、2011年より水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS®」を発売し、これまでに約9万tのCO2排出削減に貢献するなど、環境負荷低減に取り組んできたとのことだ。
今後も積極的にパートナーと協働し、カーボンゼロを目指す社会へ貢献していくとしている。