NFTマーケット「NFT House」を運営するCoinOtakuは、市場調査のためインターネットにて20代〜70代の男女500名にNFTの知名度に関するアンケート実施し、結果を公表した。

■NFTを知っている人は10人に3人

「NFTは元々知っているか?」という質問に対して、NFTを元々知っていたと回答した人は30.4%、NFTは知らなかったという回答は69.6%となった。

NFTは元々知っているか?

■NFTを知っている人の中でも有用性や魅力を感じている人は半分を少し超えるほど

「NFTを知っている」と答えた人へ、「NFTの技術を理解はしているか?また有用性や魅力を感じているか?」という質問をしたところ、「NFTに有用性や魅力も感じている」が55.1%となった。また、「NFTの技術を理解しているが、有用性や魅力は感じていない」は22.2%、「NFTの技術を理解していないし、有用性や魅力も感じていない」が22.8%と続いたとのことだ。

なお、「NFTは何がきっかけで知ったか?」も調査したところ、NFTを知るきっかけで1番多かったのは、「小学生がデジタルアートで稼いだニュースをテレビ見た」というものだったという。

その他にもお気に入りのアーティストがNFTを発行する、セクシー女優がNFTを販売するといったことがきっかけとして多く挙げられたが、これらの大部分はテレビ経由で知ったというものが多くあったとのことだ。

「NFTの技術を理解はしているか?また有用性や魅力を感じているか?」

■NFTを所有している人はどれくらいいる?

「NFTを持っているか?」という質問に対しては、持っていると回答した人は2.8%、持っていないと回答した人は97.2%と、所有していない人が大多数を占める結果となった。

また、NFTを持っている人と回答した人に、何用に持っているのかを尋ねたところ、長期的な投資目的が最も多く、次いで「短期的な投機目的」、「アーティストを応援するため」、「ゲームで使うため」、「特に何の目的もないが持ってはいる」と続いた。

他にも「NFTアーティストになるため」、「好きなIP(キャラクターや有名人)だから」といった回答もあったとのことだ。

NFTを所有率と所有目的

また、今後どのようなNFTなら欲しいと思うかという質問に対して、「価格が値上がりしている事が分かるNFT」が244票、「自分好みのデザインになっている」が202票、「有名なIP(キャラクターやブランドなど)が使われているNFT」が133票という結果に。

他にも、「ゲームをプレイするためのNFT」が76票、「有名人/有名な投資家が保有した事があるNFT」が73票、「自分だけがそのNFT(画像や動画)を見られるようになっているNFT」53票、「みんなが買っている流行のNFT」が39票と続いた。

今後どのようなNFTなら欲しいと思うか

なお、「CryptoPunks#7840」が2021年3月に約8億円で売買されたことに対してどう思うかを尋ねたところ、ポジティブな声は25%、ネガティブな声は44.4%、中立な声が30.6%となったという。

感想として、これだけ高額で売買された事に対して「夢がある」とポジティブに反応する人もいれば、「所詮金持ちの道楽」とネガディブに反応する人、「人の価値観は多様」と中立的に反応する方と様々な声が見られたが、割合としてはネガティブな声が多い結果となったとのことだ。

2021年3月に約8億円で売買された「CryptoPunks#7840」

アンケート調査の概要
調査概要:NFTの知名度調査
調査人数:500名
調査対象:20代〜70代の男女
調査方法:インターネット調査

<参考>
CoinPartner『暗号資産メディアCoinPartnerによる調査』