ドコモ、“地域医療DXモデル”構築へ ヤマト運輸・和気町実施の実証実験に参画 オンライン診療・服薬指導、ドローン飛行をサポート

NTTドコモ(以下、ドコモ)は、ヤマト運輸と岡山県和気町が2021年12月6日から実施する、持続的な医薬品輸送ネットワークの構築に向け、地域の医療機関が必要としている医療商材や個人宅までの処方薬などの輸送における無人航空機(ドローン)の経済的実現性を検証する実証実験(以下、同実験)に参画すると発表した。

ドコモは、地域医療における課題解決のため、オンライン診療、オンライン服薬指導およびドローンによる医薬品配送の連携による新しい地域医療のDXモデル確立・推進をめざしており、その取り組みの一環として今回、同実験に参画するという。

同実験においてドコモは、オンライン診療・服薬指導サービスの活用支援およびドローン運行支援を行う。

オンライン診療・服薬指導サービスの活用支援では、同実験で使用されるメドレーのオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS®」を利用者が円滑に利用できるように、現地でタブレット端末の操作などに関する支援を行う。

そのほか、医療機関へのパソコンの提供および利用者へのタブレット端末およびSIMの提供を行うとのことだ。

ドローン運行支援では、「LTE上空利用プラン」のSIMをドローン本体に搭載し、同実験の飛行ルートに対してシミュレーションや実測をした上でネットワーク品質や強度などの安全性を確認。

また、2022年2月以降に実施予定の第2フェーズにおいて、利用者宅などへ処方薬を輸送するドローン向けに、ドローンポートを使用しない自動着陸AI技術の検証も予定しているとのことだ。

<同実験のスキームにおけるドコモの役割>

今後もドコモは、ヤマト運輸やさまざまなパートナーと連携し、新しい地域医療モデルの確立と持続的な社会実装に向けて取り組んでいくとしている。

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