最上級ウイスキーの「NFT」一般販売へ 所有者は2041年に50年熟成ウイスキーと交換

Whiskey

UniCaskは、一樽の中に含まれる蒸留酒を小口化し、「CASK NFT」として広く一般への販売を開始すると発表した。

同社は、ウイスキーやその他蒸留酒の樽の所有権を民主化することを目的とし、2021年春から既に、世界初となるNFTによるウイスキー樽の所有権管理を開始していた。

今年春に開始されたサービスは業者間での所有権管理だったが、今回、一般への販売も開始する。

CASK NFTに紐づく記念すべき最初の樽「Genesis Cask」として発売されるのは、シングルモルトスコッチウイスキー スプリングバンク1991年ビンテージ。

数多くのモルトウイスキー蒸留所があるスコットランドの中でも、最も評価が高い蒸留所の一つとして知られているという。

今回のスプリングバンク 1991年の樽は、その中身が100口に分割され、100分の1に対応するCASK NFTが100個販売される。

CASK NFTの所有者は、UniCaskを利用して世界中どこからでも最上級のウイスキー樽を簡単に所有・収集・取引することができ、将来、樽がボトリングされた後、CASK NFTと瓶詰されたウイスキーを交換することができる。

スプリングバンク1991年は既に30年の熟成を経ているが、さらに20年の熟成の時を経て2041年にボトリングされるとのことだ。

よって、今回Genesis CaskのCASK NFTを購入・所有した人は、CASK NFTを20年後、50年熟成のスプリングバンクと引き換えることが可能としている。

<商品概要>
商品名:Single Malt Scotch Whisky distilled at Springbank Distillery
製造年月日:1991/12/6
ウイスキー残量:112.2 Litre (4.2Litre サンプル用含む)
アルコール度数:56.40%
樽容量:250 Litre
樽タイプ:Hogshead
製造国:United Kingdom
プロデューサー:Springbank Distillery
単位Unit:1/100 of Cask  (1080 ml)
瓶詰日:2041/12/7 以降*2

また、UniCaskでは樽を保有している最中にも保有者に楽しんでもらえるような仕組みづくりとして、NFTを用いてトランプのゲームが行えるように設計。

各CASK NFTにはUniCaskオリジナルキャラクターを描いたトランプのカードデータが付与されており、各所有者はこれをもってUniCaskで開催されるゲームに参加することが可能になり、持ち札としてデータを使用することが可能。

CASK NFTを使ったゲームに勝つことで、所有者は希少な蒸留酒のサンプルを獲得できるとしている。

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