ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、難病と闘う子どもたちの夢の実現を支援する公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン(以下、メイク・ア・ウィッシュ)と、コロナ禍においても、NO LIMIT!に子どもたちの夢の実現を手伝うため、史上初となる夢実現プロジェクト「ワンダー・ツアー・フォー・ユー」を始動したと発表した。

また、これを契機とした、さらなる連携強化のため、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、メイク・ア・ウィッシュのパートナー企業に任命される運びとなった。

パークの創業当初2001年より、同社ではメイク・ア・ウィッシュと連携し、100名以上の子どもたちの「パークに行きたい」という夢の実現をサポートしてきたが、昨年から続くコロナ禍での感染リスクの増加に鑑み、パークへの来場をサポートすることが難しい状況が続いていたという。

それをうけ、今回ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとメイク・ア・ウィッシュがタッグを組み、VRゴーグルを活用しバーチャルにパーク体験を届けるプロジェクト『ワンダー・ツアー・フォー・ユー』を始動するに至ったという。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが持つ高いクリエイティビティとこれまでのプロダクト開発にて培ったVRゴーグルの活用ノウハウを駆使し、あたかもパークにいるようなリアルな映像演出と、このツアーだからこそ体験できる特別なワクワクドキドキ体験が詰まったパーク体験を病室や自宅などから楽しむことができるとのことだ。

■公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン 鈴木朋子事務局長 コメント

「これまでも多くのお子さまたちが、『ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きたい』という夢をお話しされてきました。しかし、コロナ禍においては、我々の活動の幅にも制約が多くあり、テーマパーク等への外出を伴う夢の実現のサポートを断念せざる負えない状況となってしまい、我々としても非常に残念に感じておりました。
そんな中、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンがこのようなプロジェクトを発足いただけたことに、驚くとともに誠に感謝しております。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのみなさんのイノベーティブな創造力には驚かされるばかりですが、今後もぜひ新たな発想で我々の活動をご支援いただきたいと考えており、両社の連携をさらに強めてまいりたいと考えております。
外出がままならないお子さまたちに、このVR体験を通じて笑顔になっていただけるのを楽しみにしています。」

 ■合同会社ユー・エス・ジェイ J.L.ボニエ社長CEO コメント

コロナ感染症により多くの方がステイホームを余儀なくされるなど、広い範囲の活動に影響が出ています。弊社ではNO LIMIT!をスローガンにパークで超元気になれる体験を提供していますが、それらを生み出してきた私たちのたぐいまれなる創造力で、パーク内に限らず、社会全体をポジティブに前進し、誰もがNO LIMIT!な毎日を送ることができる社会づくりを目指しています。
そのような弊社の方針を体現する本プロジェクトの始動に私自身もワクワクしており、難病と闘うお子さまたちに、たとえパークに来場できずとも、笑顔を届けられる日が来ることが楽しみでなりません。

■「ワンダー・ツアー・フォー・ユー」概要

体験名称:「ワンダー・ツアー・フォー・ユー」
対象:メイク・ア・ウィッシュでの夢の実現(ウィッシュ)の対象のお子さま
推奨年齢:7歳~
提供開始時期:2021年12月11日頃~
体験内容:VRゴーグルを活用した疑似的なパーク体験
ミニオン・パークやスーパー・ニンテンドー・ワールドなどパークの大人気エリアを特別にパーク・コンシェルジュが案内。ここでしか楽しめないドキドキワクワクな体験が詰まっているという。

 ​■メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパンについて

「メイク・ア・ウィッシュ」は、「ねがいごとをする」という意味の名前を持つ公益財団法人ボランティア団体。

難病と闘っている3歳から18歳未満の子どもたちの夢をかなえ、生きるちからや病気と闘う勇気を持ってもらいたいと願って設立。同団体はアメリカのアリゾナ州フェニックスに始まり、現在はアメリカ全土およびプエルトリコ、グアムなダ、ベルギー、アイルランド、チリ、台湾、日本など)に支部を置いて活動している。

メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンは、メイク・ア・ウィッシュ・インターナショナルの正式な支部として1992年12月に設立、2017年9月16日に公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンとなった。

東京本部のほか、国内各地に6支部を設立し、全国的に活動を展開しているという。