Apple、約2億7,000万ドルの寄付を支援 HIV/AIDSおよび新型コロナと闘う(RED)の取り組みを支援する新たな方法を提供

世界エイズデー(World AIDS Day)に、AppleはHIV/AIDSおよび新型コロナウイルス(COVID-19)と闘う(RED)の重要な取り組みを支援する新たな方法を提供すると発表した。

過去15年間にわたり、Appleのユーザーはグローバルファンドへの支援を通じて、AIDSの終息に向けた(RED)の闘いにおいて重要な役割を果たしてきたという。この支援を通じて、サハラ砂漠以南のアフリカの最も支援を必要としている地域に、ヘルスケアサービスへのアクセスが可能に。

新型コロナウイルスは、現在も世界中の地域に影響を及ぼし続けており、HIV感染者もその例外ではなく、世界的なパンデミックの終息に向けた闘いは、これまで以上に急を要しているとのことだ。

今年の世界エイズデーを記念して、Appleは、AIDSと新型コロナウイルスの両方の最前線にいる人々を支援するために寄付金を募り、認識を広めて、学び、関わり、寄付するための新たな方法をユーザーに提供。

また、新型コロナウイルスは過去18か月にわたり、ケアや診断、生活物資へのアクセス面で新たな課題を生み、多くの場合、その影響は重要なHIV/AIDS対策プログラムにまで及んでいる。

このような課題に対処するため、Appleは、注目とリソースをグローバルファンドの新型コロナウイルス対策へと真っ先に移した企業の1社であるとしている。

今年はAppleとユーザーの支援により、ガーナでのプログラムにも資金を提供。このプログラムは、医療提供者に生活物資を大量調達するためのリソースを提供し、最も感染リスクの高い人々に数か月にわたり生活物資を配給できるようにして、このような人々のウイルス感染の可能性を低減するという。

HIV、AIDS、新型コロナウイルスを撲滅するための取り組みへの支援

今年、Appleは(PRODUCT)REDのデバイスとアクセサリ、Apple Payの寄付プログラム、特別サービスコレクションを通じてユーザーが(RED)とその大切な取り組みを支援できるよう、これまで以上に多くの方法を提供するという。

Appleはこのホリデーシーズンに、iPhone 13 (PRODUCT)RED、iPhone 13 mini (PRODUCT)RED、Apple Watch Series 7 (PRODUCT)REDなど、様々な新しい(PRODUCT)REDのデバイスとアクセサリを提供する。

(PRODUCT)RED製品を購入すると、購入金額の一部が「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に直接寄付されるとのことだ。

来年の年末までの期間、新型コロナウイルスがAIDS終息のための闘いに及ぼす影響を緩和するため、購入した(PRODUCT)RED製品からの寄付金の半分がグローバルファンドの新型コロナウイルス対策に充てられるという。

12月6日までの期間、apple.com/jp、Apple Storeアプリケーションおよび直営店のApple StoreでApple Payを使って購入すると、Appleがすべての支払い一回につき1ドルをグローバルファンドに寄付。

すべての寄付は、AIDSおよび新型コロナウイルスと闘う(RED)への資金提供に役立てられるとのことだ。

なお、Apple Watchのユーザーは、apple.com/jp/product-redからダウンロードできる6種類の赤いApple Watch文字盤によって、(RED)へのサポートを自分の手首で直接示すことができる。一度ダウンロードすると、「文字盤の共有」を利用してほかのApple Watchユーザーとこれらの文字盤を共有も可能。

認識を広める

世界エイズデーと、HIV/AIDS撲滅のための継続的な取り組みに関する認知度を高めるため、数百店舗のApple Storeでは今週、赤いロゴやショーウィンドウのディスプレイで注目を集めるとしている。

また、Appleのサービス全体を通じて、ユーザーにパンデミックについてより多くのことを知ってもらい、命が脅かされている人たちに敬意を表すための様々な方法を提供。

App Storeでは、HIV/AIDSや性感染症を抱えて生きているシングルの人たちを結びつけるインクルーシブなマッチングアプリケーション、Positive Singlesを大々的に取り上げ。

このアプリケーションは、最近診断されたばかりで有益な情報を求めている人に向けたアドバイスやリソースも提供するとのことだ。

米国のApple Booksでは、HIV/AIDSとの世界的な闘いについてのノンフィクションや世界各地の小説など、様々な本やオーディオブックを特集。

Apple Podcastsでは、世界的なAIDS危機の状況について掘り下げる番組を特集。たとえば、人種差別によって質の高い医療を受ける機会がどのように妨げられてきたかを調査したり、最新の予防医療とその不平等な分配について報じたり、いまだに治療法が存在しない理由について解説したりするエピソードなど。

Apple Musicでは、サブスクリプション登録者は世界エイズデーの啓蒙のための特別なApple Music特集で、選りすぐりの音楽番組やラジオエピソードなどを聴くことができる。そして、Apple TVアプリケーションのユーザーは、HIV/AIDSの感染拡大による人的被害を明らかにするTV番組や映画のコレクションを「今すぐ観る」タブで探すことができるとのことだ。

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