音楽アーティストのファンサイト運営を手掛けるFanplusは、RIZIN FIGHTING FEDERATIONと業務提携を行い、Fanplusが運営を行うNFTマーケットプレイス「Fanpla Owner」にてRIZIN FIGHTING FEDERATIONが提供するNFTコンテンツを販売することを決定したと発表した。
RIZIN FIGHTING FEDERATION は、MMA(総合格闘技)、キックボクシングの試合を開催・運営するフェデレーション(競技会)。
このNFT販売では、RIZIN FIGHTING FEDERATION が権利を所有するRIZINロゴや、所属選手の肖像、映像、音声データなどを用いて、NFTコンテンツとして提供するという。
Fanpla Ownerでは、このNFT販売を通じて、ファンに新たなITエンターテインメント体験を届けるとのことだ。
Fanpla Ownerは、エンタメ特化のNFTマーケットプレイスとして、今後も様々なコンテンツホルダーと連携して新たな体験を提供していくとしている。
また、将来的には販売したNFTコンテンツを、メタバース空間にて利用者がディスプレー、展示するなどさらなる活用も検討していくとのことだ。
▼NFTマーケットプレイス「Fanpla Owner」とは
Fanpla Ownerは、エンターテインメント領域におけるNFT(非代替性トークン)を購入できるFanplus独自のNFTマーケットプレイス。
プライマリーマーケット(一次流通)としてはアーティストなどの公式NFTコンテンツ販売に絞ることで一次流通商品の質を担保し、一次流通で手に入れたNFTはセカンダリーマーケット(二次流通)にて販売・購入が行えるものとなっている。
また、アーティストへの収益還元を目的としたロイヤリティ機能も設けており、二次流通以降の収益の一部をアーティスト等に還元できることも可能となるとのことだ。
Fanpla Ownerでは暗号資産決済に「Polygon(MATIC)」を採用予定で、独自仕様として、ウォレットをもっていないユーザー向けにはクレジットカードも利用できるなど、幅広いエンタメファンへのユーザビリティを配慮したマーケットプレイスとなっているとのことだ。
また、昨今のガス代急騰問題に対して、「Polygon(MATIC)」選択時にはポリゴン(Polygon)ネットワークを使用することで、購入者のガス代負担の軽減を目指しているという。
これによりユーザーは過度なガス代を心配することなく、安心して取引ができるものと考えているとのことだ。
クレジットカードを選択した場合にはイーサリアム(Ethereum)ネットワーク上で管理をするが、そのガス代についても、独自仕様により、ユーザー負担がない形での実現を目指しているとのことだ。
Fanplusではこれまで、アーティストとファンの架け橋となるインターネットサービスの提供を目指し、約300以上の音楽アーティストのファンクラブをはじめとしたエンタメ領域でのITサービスを実現してきた。
Fanpla Ownerでは、その強みであるファンデータベースも活用することでマーケットプレイスへの誘導を図り、マーケット流通の拡大を目指していくという。
まずは、音楽アーティストでの肖像やイラスト、映像・音源素材を用いたNFTコンテンツの創出を行い、このNFTマーケットプレイスが、今後のアーティスト活動における新たな収益モデルとなることや、ファンにとっては新たな体験としてより楽しめるサービスとなるよう、事業を推進していくとしている。
また、プロ野球・プロバスケットボール等のスポーツチームのデジタルトレーディングカード(アプリ)等のサービスを提供している、Tixplusとの協業により、スポーツ領域でものNFTコンテンツの提供も行うなど、同社グループ企業とのシナジーを最大限活用した展開も計画しているとのことだ。
▼Tixplusが取り扱うデジタルトレーディングカード(アプリ)サービスの参考
■Fanpla Owner
エンターテインメント領域におけるNFTマーケットプレイス
●サービスURL
※URLは未定
●サービス開始
2022年2月頃予定
●対応流通サービス
・プライマリーマーケット(一次流通)対応
・セカンダリーマーケット(二次流通)対応
●対応通貨
・暗号資産 (Polygon(MATIC))
・日本円(クレジットカード)
●対応チェーン
・ポリゴン(Polygon)
・イーサリアム(Ethereum)