JALとワンワールド アライアンスメンバーであるアラスカ航空、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、イベリア航空、カンタス航空、カタール航空は、米国カリフォルニア州にある再生可能燃料製造会社のアメティス社からSAFを購入する意思を共同で表明した。

米国サンフランシスコ国際空港において、2024年からの7年間にアライアンス全体で合計約130万キロリットルのSAFを調達する計画で、同空港発のJAL定期便に搭載する予定とのことだ。

アメティス社よりSAFを購入

ワンワールドは昨年9月、世界規模のアライアンスとして初めて「2050年までにCO2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの達成」を共通目標として掲げ、連携して取り組んでいるという。

SAFは原料収集・生産・燃焼までのライフサイクルにおいてCO2排出量を従来の燃料より大きく削減することができるため、カーボンニュートラルを実現する上で必要不可欠なものとしている。

アライアンスとしてのSAFの調達も初めての取り組みとなり、今回の発表はSAFの開発・製造の促進につながるものとのことだ。

JALは、2021-2025年度JALグループ中期経営計画において、2050年のカーボンニュートラルの達成に向け、2025年に全燃料搭載量の1%、2030年に10%をSAFに置き換えることを発表。

Aemetis社からの調達は目標達成に向けた一歩とし、今後も世界中でSAFの調達を目指してワンワールドでの活動を加速していくとしている。

なお、国内ではANA社をはじめとした関係者と連携し、SAFの普及に向けて取り組んでいくとのことだ。

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