三井不動産は、ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定し、女性活躍推進を重要なテーマと位置付け、グループとして定量目標および定性的な活動計画を定めたことを発表した。
同社は、不動産デベロッパーとして新しい価値を創造し続けるための原動力は人材という資産であると考え、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を重要な経営戦略の一つと位置付けているとのことだ。
■女性活躍に関する定量目標
女性管理職比率を始めとした指標について、グループ各社で目標を設定し進捗を管理。また、女性活躍推進におけるモデル会社(サンライフ・クリエイション、三井不動産商業マネジメント、三井不動産ホテルマネジメント)を指定し、好事例を共有することでグループ全体の取り組みを加速さるとのことだ。
■女性活躍に関する定性的な活動計画
ダイバーシティ&インクルージョンを推進するうえで、特に重点課題と位置付ける女性活躍においては、以下の2つの軸を重視。さらにこれらを達成するために8つの施策を策定し、グループ一体となって取り組んでいるとのことだ。
1.性別に関わらず育児・介護等を含め多様なライフスタイルや価値観を尊重し合い、長く働き続けられる環境整備
(1)組織・上司の意識改革(アンコンシャスバイアス研修等)
(2)育児・介護との両立支援(制度拡充・徹底、研修実施、男性育児参画促進等)
(3)リターンエントリー制度
(4)職種・職域に応じた柔軟な勤務形態
2.女性活躍を推進する上での組織の意識改革ならびに本人のモチベーション向上・キャリア形成支援
(5)組織・上司の意識改革(D&I研修等)
(6)女性従業者へのメンター・スポンサー制度
(7)女性活躍推進ワーキンググループ組成
(8)社内での交流促進イベント