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アールキューブが運営する「肉汁水餃子 餃包 六本木交差点」は、2021年12月6日限定で、新型コロナワクチン接種証明書(2回接種)またはPCR陰性証明書(72時間有効)の提示を入店条件とする独自の実証実行を行うことを発表した。
2021年11月24日よりWEB予約の受付も開始したとのことだ。
■飲食店での忘年会文化消滅への危機感
「Job総研」が発表した「2021年忘年会意識調査」によると、2021年の忘年会に対して「実施なし」の回答率が87.1%となり、2020年の92.3%と比べて横ばいとなっていることがわかったとしている。
緊急事態宣言解除後にも関わらず2019年の34.5%から大きく悪化したままだという。
また、今年の忘年会実施についての賛否は、賛成派が31.3%、反対派が49.2%となり、反対派のうち55.2%の人が「コロナ等ウイルス感染の恐れ」を反対理由としているとのことだ。
アールキューブは、同調査結果から忘年会を実施しないことは今年度だけの問題ではなく、この状態が長引くほど、仮にコロナが収束したとしても「忘年会はやらなくてもいい」という認識が定着し、日本から忘年会文化が消失するのではないかと危惧しているという。
一方で、人付き合いやコミュニケーション活性化などを理由に3割以上の賛成派が存在し、実施率12.9%に対して、もっと多くの人が本当は忘年会をやりたい、という気持ちも読み取れ、「本当はやりたいけど、コロナが怖い」というケースが多いことも想像できるとしている。
■飲食店独自の実証実験
同社が運営する「肉汁水餃子 餃包 六本木交差点」は、2021年12月6日限定で、新型コロナワクチン接種証明書(2回接種)またはPCR陰性証明書(来店時72時間有効)の提示を入店条件とする独自の実証実験を決定し、WEB予約の受付も開始。
コロナへの不安感を低減しつつ、「本当は忘年会や飲み会を楽しみたい」という潜在ニーズを満たすために、証明書による入店制限を現状の最善策と考え、独自の実証実験の実施に至ったとのことだ。
なお、11月6日に「当店(肉汁水餃子 餃包 六本木交差点)が、陰性証明書またはワクチン接種証明書の提示がないと入店できない店になったとしたら、店を利用したいか?」というTwitterアンケートを実施。
同質問に対して80票の回答が得られ、「利用したい」が47.5%、「利用したくない」が32.5%、「どちらともいえない」が20%という結果となり、マーケティングの観点からも潜在的な大きな市場ニーズがあると仮説を立てているという。
■実験方法
1.定休日の第一月曜日を実験日とし、条件を満たさない利用者も含めて通常営業には影響がない状態で実施。
2.新型コロナワクチン接種証明書(2回接種)またはPCR陰性証明書(来店時72時間有効)を、本人確認書類(免許証等、住所確認ができるもの)と併せて、予約段階または入店段階でスタッフへ提示。スタッフが承諾した利用者のみ入店が可能。
接種証明書は実施日が確認できるシール等が貼られた予防接種済証(臨時)や、証明書類を撮影した画像データも対象となる。
3.実験当日は、同一条件を満たすスタッフのみが勤務。
4.当日はメディア取材も対応するが、撮影には同条件を満たした担当者のみが参加可能となる。なお、当日の利用者は撮影に同意いただくことも入店条件とする。
5.入店時のアルコール消毒、マスク装着は引き続き必須とし、入店時の体温が37.5度以上の人は入店を断るとしている。
【店舗概要】
店舗名:肉汁水餃子 餃包 六本木交差点
所在地:東京都港区六本木4丁目9‐8
電話番号(予約):050-3503-3119
定休日:第一月曜日(祝日および繁忙期は営業)
営業時間:月~金16:30~23:45土日祝12:00~23:45