JTOWERとNTTドコモ(以下、ドコモ)は、インフラシェアリングの活用における連携強化を目的とした資本業務提携を行うことを2021年11月22日に決定したと発表した。

今後ドコモは、日本電信電話が保有するJTOWER株式の一部を取得し、議決権比率2.5%の株主となる予定であるとのことだ。

ドコモは、2016年からJTOWERの屋内における4Gネットワークのインフラシェアリング・ソリューション(IBS)の利用を開始し、全国へ利用を拡大している。

さらに5Gネットワーク整備において2020年10月から、JTOWERが東京都庁に設置した国内初となる同ソリューションの利用を開始したほか、屋外設備として西新宿エリアに展開するスマートポールの利用を開始し、両社にてインフラシェアリングの活用を推進してきたとのことだ。

JTOWERとドコモは本提携を通じて連携を強化し、屋内外の新規設備構築や既存鉄塔の有効利用に向けた検討や協議を行い、インフラシェアリングを推進することで経済的な5Gネットワークを構築し、また、設備投資、コスト、消費電力やインフラ設備のスペースを削減し、早期エリア展開に向け取り組んでいくとしている。

■業務提携の概要

(1)経済的、高付加価値な5Gネットワーク構築の推進
(2)共用設備情報や設置希望施設/エリア情報の相互共有による基地局展開の効率化
(3)技術や知見の共有による新規共用設備の開発、活用