ANA・セブンイレブン、ドローン配送サービスの本格運用へ 郊外での実証を実施

ANAホールディングス(以下、ANAHD)、セブン-イレブン・ジャパン、ACSLは、「セブン‐イレブンネットコンビニ」の仕組みを活用して注文された商品を、セブン-イレブン日の出大久野店に設置したドローン離発着場から、日の出町内に設置した配送先4地点にドローンで即時配送するサービス実証を行うと発表した。

なお、ドローンの上空飛行に係るLTEネットワークについては、NTTドコモが提供しているとのことだ。

なお同実証は、東京都の「ドローンを活用した物流サービス等のビジネスモデル構築に関するプロジェクト」に採択され、実施するとのことだ。

同実証は、配送対象者より配送料を受け取るとともに、既存店舗の駐車場を活用した発着場からのドローン離発着、セブン-イレブンの店員によるドローンへの荷物搭載の実施など、今後のサービス本格運用を想定した形式で実施するという。

◆実証実験概要

(1)期間:2021年11月29日〜2021年12月19日
サービス提供は12月3日〜を予定。
(2)注文受付時間:9:00〜16:00(予定)
(3)飛行区間:
セブン-イレブン日の出大久野店〜各配送先

今回の実証では、日の出町内に以下4カ所の配送先を設置し、住民のニーズに応じていずれかの地点で受け取りが可能。
1.日の出団地2号公園
2.日の出団地3号公園
3.肝要の里
4.大久野病院

(4)配送物:セブン‐イレブン日の出大久野店取扱い商品 ※一部対象外品目もあるとのこと。
(5)配送料:税込110円
(6)配送対象者:西多摩郡日の出町の方
(7)実証内容:社会実装を目指し一部人口集中地区を含む郊外エリアでのドローン配送サービスの検証を目的とし、「セブン-イレブンネットコンビニ」のサイトで注文された商品を町内に設置された4か所の任意のポートに配送。

◆実装に向けて今回のサービス実証検証する項目
・ドローンへの商品搭載およびバッテリー交換を店舗スタッフにて実施し、オペレーションの課題を抽出
・駐車スペースを減らさないためにカーポートを活用したドローン離発着スペースの確保
・適正な配送料金の把握
・システム連携の課題の抽出

◆各社の主な役割
・ANAホールディングス:ドローンの遠隔運航・管理、配送通知を含む配送管理システム、同実証とりまとめ
・セブン-イレブン・ジャパン:セブン-イレブン店舗との調整、「セブン‐イレブンネットコンビニ」サービスの提供、ドローン離発着場の店舗への設置
・ACSL:ドローン機体の提供および運航サポート

※ドローンの上空飛行に係るLTEネットワークは、NTTドコモが提供。

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