イーデザイン損保、デジタル時代の共創型自動車保険 「&e(アンディー)」発売 本格的DX実践へ

イーデザイン損害保険は、最新テクノロジーを活用してユーザーに新たな体験を提供する新自動車保険「&e(アンディー)」(以下、&e)を発売したと発表した。

&eでは、一人ひとりのユーザーに寄り添い、一人でも事故にあうユーザーを減らすために、IoTセンサーとスマートフォンを連携した安全運転支援サービスなどを提供するという。なお、&eはビジネスモデル特許を出願中であるとのことだ。

1.背景

日本国内のスマートフォン・携帯電話所有者のうち、2021年にはスマートフォンの保有比率が初めて90%を超えるなど、スマートフォンはもはや生活に欠かせないデバイスになった。

スマートフォンを介して実現されるサービスは日々進化を続け、日々の生活に意味のあるサービスであるか、新たな体験をもたらすサービスであるかが、ユーザーがサービスを選ぶうえで重視されているという。

このようなユーザーを取り巻く環境やニーズの変化にインシュアテック保険会社として、デジタルの利便性を最大限に取り入れ、ユーザー一人ひとりのニーズに寄り添う全く新しい保険が必要であると考えたとのことだ。

2.&eの特長

(1)AIを駆使したシンプルでわかりやすい保険サービス

契約手続きはもちろん、補償内容に関する問い合わせから、万一の事故の連絡や保険金の支払いまで、多くの手続きをスマートフォンだけで完結できる。

ユーザーに最高の操作性を届けすることを開発の重要なコンセプトに据え、ページ設計からデザインにいたるまで、ユーザーが行いたい手続きや欲しい情報にストレスなくアクセスできるよう設計しており、例えば最短60秒で保険料試算が完了できるとのことだ。

また、保険証券をスマートフォンで撮影しアップロードすると、AI画像認識機能により、見積もりや申し込みに必要な項目の入力が大幅に削減されるという。

(2)「1タップ事故連絡」 をはじめ、IoTセンサーなどの最新テクノロジーで新たな体験を実現

契約したすべてのユーザーに、無償でIoTセンサーを提供するという。万一事故にあわれた場合、IoTセンサーが自動で衝撃を検知し、スマートフォンから1タップで事故を連絡できる。また、提携修理工場での修理の希望もその場で入力できるとのことだ。

さらに、IoTセンサーが検知した衝撃やGPSデータを基に、ユーザーの車の事故状況を動画で再現。事故前後の車の速度・衝撃・損傷などのデータを事故担当者が把握できるため、事故にあわれた場合のユーザーの不安を軽減できるようサポートするとともに、事故の早期解決に役立てるとのことだ。

(3)ユーザーの安全運転を後押し、ユーザーのカーライフをサポート

頻出する事故のパターンから作成した安全運転のためのヒントが詰まった「運転テーマ」を定期的にアプリで配信し、ユーザーの運転をサポート。また、IoTセンサーが検知したデータを基に判定した急ブレーキや急ハンドル、急加速などの情報やそれらを基に算出した運転スコアから自身の運転傾向がわかる。

同居の家族はもちろん、&eに契約されている遠隔地の家族とも運転スコアなどを共有できるため、一緒に楽しみながら安全運転に取り組めるという。

さらに安全運転でハート(ポイント)がたまり、コーヒーなどの商品に交換できるとのことだ。

(4)ユーザーと事故のない世界を共創

「データで安全を作る」という趣旨に賛同のユーザーや地方自治体、企業とともに、交通安全に関するデータを活用した事故削減の取り組み「Safe Drive With」を開始。

例えば、Apple Watch経由で運転中およびその前後の心拍数や前日の睡眠時間などのヘルスケアデータを取得し、安全運転との相関関係を調べるなど、今後様々な企業や自治体と取り組みを進める予定であるとのことだ。

また、ユーザーの安全運転への取り組み状況に応じて、地域に根差した事故削減や交通安全の取り組みに対し同社が寄付を行う活動「+まち(ぷらまち)」も開始し、ユーザーとともに事故のない世界を目指すとしている。

同社は、これからも保険とテクノロジーを融合したインシュアテック保険会社として、デジタルを活用した損害保険の新たな体験価値創造に取り組んでいくとのことだ。

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