ファストドクターと東京都練馬区は、新型コロナワクチン接種を希望しているが、寝たきり等で接種が受けられない人に対して、ワクチンの訪問接種を2021年11月13日から開始すると発表した。

ファストドクターは、通院の難しい患者に対する、救急相談・救急オンライン診療・救急往診といった在宅医療の経験を豊富に有しているという。

今回の訪問ワクチン接種も、かかりつけ医が訪問ワクチン接種が行えない場合に、ファストドクターの診療ネットワークが活用される。

まず、東京都練馬区からの要請を受け、ファストドクターの医師・看護師が対象の自宅を訪問し、問診・ワクチン投与・健康観察を実施。

ワクチン接種後の副反応が生じた場合、24時間体制で看護師による医療相談(無料)を行い、必要時にオンライン診療・往診(健康保険・医療証適用)といった医療支援を実施するとのことだ。

対象者は、東京都練馬区に在住で、本人がワクチン接種を希望し、かつ以下の項目すべてに該当する人

  • 在宅療養中で常時寝たきりの状態にある人、またはそれと同等の状態にある人(要介護 4・5、身体障害者手帳1級・2級、愛の手帳1度・2度相当)
  • 区が提供するリフト付福祉タクシーを利用しても接種場所への移動が困難な人
  • 家族または支援者による接種会場への付き添い・移動支援が困難な人
  • かかりつけ医の往診による接種を受けることができない人、かつ、かかりつけ医から接種の許可を受けている人
  • 家族または支援者による同席および接種後の経過観察が可能な人

期間は、2021年11月13日(土)〜12月19日(日)。

ファストドクターは「地域のかかりつけ医機能の強化を支援する」ことを目指して、今後も地域医療に貢献していくとしている。