ソフトバンクグループソフトバンク、ならびにヤフーの3社が共同出資するPayPayは、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用した本人確認の手続きを2021年11月10日から開始すると発表した。
なお同取り組みは、Android版から先行して提供し、iOS版でも近日中に開始予定とのことだ。
公的個人認証サービスは、マイナンバーカード内に記録された署名用電子証明書を活用し、住民基本台帳に裏付けられた本人を証明するものとしている。
本人確認書類の偽造や他人によるなりすまし申請、データの改ざんといった不正を防止し、スムーズに本人確認を行うことが可能だという。
PayPayではこれまで、銀行口座への出金やPayPayユーザー間での送金、受け取りが可能なPayPay残高であるPayPayマネーを利用する際に、安全安心かつ快適な利用環境を構築するため、オンライン上で完結する本人確認を実施。
今回、これまでの本人確認方法に加えて、公的個人認証サービスによる本人確認の導入により「PayPayアプリ」上で職業、利用目的、署名用電子証明書暗証番号を入力し、マイナンバーカードをスマートフォンに近づけることで大半の手続きが完了するとのことだ。
従来と比べて「顔写真の撮影が不要になる」や「審査時間が短縮される」など、より簡単かつスピーディーに本人確認を完了することが可能となりPayPayユーザーの利便性が向上するとしている。
マイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用した本人確認は、犯罪収益移転防止法に基づくオンラインで完了する本人確認方法とし、2018年11月に犯罪収益移転防止法施行規則が改正されオンライン上の手続きで本人確認を完了することが可能となったという。
【本人確認操作の流れ】
1.ホーム画面のアカウントを選択
2.右上の「詳細を選択」
3.本人確認・口座確認を選択
4.「マイナンバーカード」を選択
5.手順を確認し「はじめる」を選択
6.年齢を選択
7.職業を選択
8.利用目的を選択
9.署名用電子証明書番号を入力
10.マイナンバーカードのICチップをスキャン
11.カナ・氏名を入力
12.国籍を入力
13.申請内容を承認